お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

星と月と洗濯物

宮城県の田舎で育ちました。
冬は極寒。
寝ている間に髪の毛の先が凍ったことも(笑)

私が幼い頃、母は、朝から晩まで働いていて、洗濯は帰宅後。
寒いベランダで白い息を吐きながら、干していました。
タオルなんかはそのまま干して、服は一度部屋干し、朝、出かける前に物干し竿にかけていました。

「手伝うよ」、
と言っても、「いいよ、大丈夫」。と一人でちゃっちゃと干す。
でも私はなんとなくそのそばにいて、学校での出来事を話すのでした。

私もまた、夜干し派。
本当はお日様の下で、気持ちよく干したいけれど、
仕事もしている私に、そんな余裕はない。
思えば不登校気味だった子どもたち、
朝はたっぷり向き合う時間にしたかったのです。
でも今となっては、洗濯物干して、慌ただしく、元気に出かけるお母さんを見せていたらよかったのかもなとも、思う。

洗濯物を干しながら、時に見上げるお月さま。
そういえば、夫が生きていた時は、一緒に干してくれた。
今日のあれこれを報告しながら。

夜に干す洗濯物、
私にとっては、思い出との大切な会話の時間。