お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

洗濯物に見えない愛を込めるのです

1人目の娘の誕生、洗濯物は大人と分けて手洗いをしていた。

育休中は余裕もあり、布おむつを使っていた。

輪っかの布おむつとカバーがおしっこやうんちで濡れるたびに、

せっせと洗濯するのが日課だった。

大変だったけど、娘の成長を応援できているようで私は好きだった。

今や2人の子をもち、仕事も始まったこともあり、そんな余裕なく全自動洗濯機に頼っている。

でも、今でも風にくるくる回りお天道様の下で乾く赤ちゃんの服を見ると、

あの頃を思い出し、幸せな気持ちになる。

最近は夫に家事移行をしていき、洗濯物は夫の担当だ。

夫も不慣れながら頑張って帰宅後、洗濯機を回し、朝乾いた洗濯物を畳んで分類してくれている。

そんなこんなで母は色々と手を抜かせてもらっている今日この頃だが、

唯一出来ていることはアイロンがけぐらいだろうか。

4歳になった娘の乾燥後のしわまみれのキュロットスカートのアイロンがけ。

娘はそのキュロットが唯一保育園に履けるスカート風のズボンだから好きなのである。

もう時間がないよ!とそのまま履かせてもいいのだがやっぱり気になる。

忙しい朝でもついついアイロンをかけてしまう。

パリッと張ったキュロットスカートを履いて、ニコニコ顔で玄関を出る娘を見て、

私も笑顔になる。

親の見栄ともいえるかもしれないが、

自分の学生の時の制服のシャツはどうだっただろうかと思った。

当たり前にパリッと張ったセーラー服を着て通っていたが、

今更ながらそれは親の愛情だったと気づく。

私も親にもらった愛を子どもたちに届けよう、

洗濯物を通して君に見えない愛を込める。