お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「お母さん」を生きる、あなたへ

子育ての毎日には、喜びと同じくらい不安もつきものです。思うように進まない家事や赤ちゃんの泣き声に、ため息が出る日もあるでしょう。「私だけがうまくできていないのでは」と感じる瞬間もあるかもしれません。

でも、どうか忘れないでください。あなたは今日も、確かに「お母さん」として歩み続けています。

完璧である必要はありません。泣いたり立ち止まったりする日々も、母と子が育ちゆくかけがえのない時間です。

これまで助産師として、多くのお母さんたちと向き合ってきましたが、どのお母さんも、みんな自分の精一杯を差し出していました。その姿は誰よりも強く、誰よりもやさしいものでした。

子どもはお母さんの笑顔が大好きです。そしてその笑顔は、あなた自身が大切にされてこそ生まれます。

疲れたら休んでいい。助けを求めていい。「しんどい」と言えることは、弱さではなく、「家族を守る力」そのものです。

どうか今日、あなた自身にもやさしい言葉をかけてあげてください。「よくやっているね」「がんばったじゃない!」と。その一言が、明日のあなたを支えてくれます。

数年後、この葛藤の日々は、あなたへの素晴らしいプレゼントへと変わります。私にとっても、子育ての時間は尊い宝物です。あなたと大切な家族の毎日が、あたたかな光に包まれますように。

昭和医科大学  教授
うみかぜ助産院  院長
上田邦枝

お母さん業界新聞5月号 母たちへの一文