お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

死に向き合うということ

3月末、4月末と、

わたしの周りで悲しい出来事が起こった。

大切な方の死。

わたしにも娘にもとても大事な方で、少し時間が経過した今も辛く悲しい。

そんなタイミングで、

お母さん大学ちっごの拠点で、

4月にカフェみとり〜とがあることを知る。奇跡。まさかの仕事休み!タイミング良い!

看取り士の方がファシリテーターをされ、「看取り」や「死」について語り合うお話会である。

「死」について語ることは「生きる」ことや「今」を考えることに繋がる。

そのときに思ったことは、

94歳になる施設にいるばあちゃんのことだった。

認知が進んできている祖母。

前回行ったのは1年前だろうか…

私と娘のことを「知らない人」との発言にわたしと娘の心が折れた。帰宅後娘はずっと泣いていた。

コロナ禍の面会制限もあり、忙しいのもあり、言い訳はたくさん出来る。

認知が進んでいく祖母に向き合えない弱い、弱い、弱っちい自分。

そんな弱い自分だったのに。

カフェみとり〜とに参加したことで、

やっと向き合うことが出来た。

一昨日、やっとやっと祖母に会いに行くことが出来た。

ガラス越しではあるし、

なかなか言葉も出なくなっているし、

だけど、祖母は生きている。息をして、すぐ近くにいる。

会えて本当に良かった。

ちゃんと目もあったし、反応もあったと思う。

娘は面会後やっぱりさめざめ泣いていた。

けれどわたしが、

「また、ひいばあちゃんに会いに行こうね。」

そう娘に言うと、

「うん。」としっかりと返事してくれた。

行って良かった。本当に思った。

わたしと娘とひいばあちゃん。

8年前わたしが別居したばかりの頃、よく3人で過ごした。

温泉に行ったり。

うどん屋さんでお酒飲んだり。

ネイルしたり。

いっぱい話したり。

幸せな幸せなひと時だったけれど、これがめちゃくちゃ幸せなんだと気付くのは、いつの時代もそれが出来なくなってからだ。

わたしは今が本当に幸せだと思う。

ばあちゃんが生きている。

いま、この瞬間も、生きている。

だから会いに行こう。

またばあちゃんが生きていることを感じるために。

かれんさん。

カフェみとり〜との場に、心から感謝します。

本当に本当にありがとうございます。

カフェみとり〜との時間が、

さまざまな方にとって、大切な何にも変えられないかけがえのない場でありますように…

4件のコメント

安藤さん、そうですね。
私は祖母の死に立ち会えなかった。その時の自分の気持ちを処理できず、会いにもいかなかった。
あんなにかわいがってくれたのに、人生の後悔といえば、おそらくそれだろうと思っています。

私は幼い頃から身近な人の「死」がたくさんありました。
でもそれは、それだけ近くに大切な人がたくさんいたということだし、幸せなことなんだと思っています。

ベッド・ミドラーの「ROSE」という曲があります。
その2番の歌詞。
私の先生が訳した詞です。

傷つくこと恐れては 何にも学べない
目覚めること怖がってては チャンスは掴めない
誰かのこと受け入れれば与える喜びを知る
死ぬことと向き合えば 生きる意味を知る

ひろみさん☆
ありがとうございます。
このまま祖母が亡くなってしまうことがあれば、わたしはどれだけ後悔するだろうと思っていた矢先に、カフェみとりーとの時間があり、
良かったです。

死に立ち会えなかったと後悔する方が多いと看取り士の方から聞きました。
だけど、それは違うんだ、と。
大切な人の死を知った瞬間、どこにいたとしても今を生きて、亡くなった方を思う気持ちがあれば大丈夫なんだ、と。
だから、ひろみさんも後悔する必要もないし、もちろんおばあちゃんも分かってくれてると思います。大丈夫です。

ベッドミドラーの曲、朝から深く頷く歌詞、、聴いてみます!ありがとうございます。

記事を読んで、お写真をみて、崩壊です。

半年前に年齢が近かった従姉妹を亡くし、まだふと思い出し涙が出ます。
ギリギリまで気丈に振る舞い、沢山メッセージを残し、どんな気持ちだったのか。
ここ数年、身近な人や小さな子をお見送りすることが続いていて。
私もお話聞いてみたいです〜

そして、安藤さんのおばあちゃんとの話を記事で読んで、私も施設に入っている祖母に会いに行こう〜と思いました!

千尋さん☆

コメントありがとうございます。

わたしが様々な分岐点で、引き寄せられるように心が動くのは、
人の「生」
そして「死」
両者は相反したところにあるようで、でも確かに繋がっていると感じることが多々あります。
わたしは今までの人生、どちらかというと、身近な人の死にあまり縁がなかったかもしれません。
だから、多分今からです。

お歳が近い従姉妹さん…
さまざまなメッセージを残して旅立たれて…身近な方々がどれだけ辛い思いをされただろうと考えると、
胸がギューっと辛くなります。
私たちが出来ることは、
その方を思い出し、語り合うこと。
そして、
今を一生懸命泥くさく楽しみながら生き抜くこと。
これしかないのかな、と。
そして、後悔しないように何とか毎日毎日過ごしていくこと。
いつか死ぬための準備って、多分生きている間に必要なことで…
一生懸命自分の人生を生きるっていうのも、いつか死ぬときのための準備だな、って思ったりします。
人のために生き、自分のために生きる。バランス大事。
そういう意味では、子育てって終活なのかもね。
子どもが大人になったときに困らないように様々なことを伝えていくのは、
私たちが日々やっていることだから。
お母さん新聞があるから、
もう既に子どもへのメッセージ兼遺書になっているのかもね!
わたしが子どもで、お母さんがお母さん新聞書いていて、例えば早くに事故や病気で母を亡くしたとしたら…
わたしは貪るように新聞を読むだろうと思います。
お母さん新聞、やっぱりすごいね。

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ABOUT US
安藤裕子
直感派で自分に甘い(笑) 甘ちゃん母ちゃん歴は、やっと8歳!仕事と子育ての両立中。 諦めないというのがわたしの生きるテーマでもある。だけど、つまずきながら泥んこになりながら。生き様を娘に見せれるように!(福岡県大牟田市)