お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

可愛すぎてどうしよう

日曜日の午後。
娘(5歳)がここ何日も言い続けた「ブーツが欲しい」との願いをかなえるべく、車の助手席に乗せ、さぁ出発!そんな時、何やら視線を感じ、ふとバックミラーを見ると、友達との約束に自転車で出かけようとしている息子(小5)がニコニコと車を覗いている。

間近に迫った学内コンサート出演のための最終練習に行くらしい。この日のために、新曲のヲタ芸を学校の休み時間にも休みの日にも集合しては練習してきたそう。

仲間との楽しい時間を前に、ワクワクが滲み出て、ニヤニヤしながらフラフラと自転車をこいでいくその後ろ姿が可愛すぎて、「かわいいなぁ〜可愛すぎて困っちゃう♡」と思わず呟くと、隣で聞いていた娘が「なに?どうしたの?」と聞いてきた。

「ふたりとも可愛すぎてどうしよう、困っちゃうな〜」ともう一度言うと、「もっと一緒にいるともっと可愛くなるよ!」とお返事。

さらに、「パパとママがね、二人で協力してゆうがとみちかを育てたら、もっともーっと可愛くなると思うよ!」続けて言ってきた言葉にドキッとして返す言葉が見つからず。

ど真ん中の正論をストレートに伝えてきた5歳児に、驚きやら、恥ずかしさやら、最近の協力体制が鈍っている夫婦関係を見透かされているようで、何だか妙に納得もした。

子どもに、(夫婦)「二人で協力して」なんて言われる日が来るとは…笑。

 

翌日の入浴中にも、ふと「可愛いな〜」と呟くと、「前に言ったステキなこと、教えてあげようか?もっと一緒にいると、もっと可愛くなるよ!」と。

そうだね~そうだよね、と返事する私の心の内は実は複雑で、ここ最近「ママのことが好きだからママと一緒にいたい」「ママがいつ来るかな〜と待つのが長いから幼稚園の預かり行くの嫌!」という訴えに、仕事あるから、と我慢させていることが胸を締め付ける。

もっと一緒にいると、もっと可愛くなるよ!

そんな娘なりの私へのおまじないの言葉なのかもしれない。

 

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ABOUT US
池末明美
MJプロ。 佐賀市在住、6歳差兄妹2児の母。 6年ぶりの妊娠出産を機に長らく心の片隅にあった「お母さん大学」へ入学。 これまで以上に「お母さん」を意識し、感じ、想いを残すべく『お母さん業界新聞ツナガルカゾク版』を創刊! 先天性心疾患を持つムスメは家族の絆を強くする為に、今日も頑張って生きてます。 家族が繋がりそれぞれの試練を乗り越えていく…我が家、どんどん成長中です!