今日は美緒の誕生日。8歳になった。
8年前の3月、産前休暇に入った翌日に私は入院した。切迫早産で絶対安静。抑制剤の副作用で頻脈となり、心臓が口から飛び出してしまいそう。早産になるかもしれないという不安。
とにかく健康に生まれておいで。
祈るしかなかった。
36週5日まで入院し、翌日に退院。退院して帰宅したが、滞在2時間で陣発し、翌36週6日、5月3日深夜2時36分に2402gで生まれてきた。
新生児センターで働いていた私は、出生直後の観察を必死になってし、無事がわかった時は心底安心した。
たった1日、早産、たった100g、低出生体重児の彼女は、とても育児しにくい子だった。
〝美緒〟という名前は私がつけた。
情緒豊かな、感性豊かな子になりますように。
美緒の漢字を聞かれたら、私はいつも「美しいの美に、臍の緒の緒です。」と説明する。
私と彼女は臍の緒で繋がっていた。
私からうまれ、私が臍帯をカットした。美緒、あなたはこれから私からどんどん離れ、あなたの世界を築いていくだろう。いつか離れてしまう日が来る。だけど
ママ(里美)とあなた(美緒)は繋がっているよ。
そんな意味から〝美〟と〝緒〟で美緒と名付けた。
名の通り、感性豊かな心を持つ子に育っている。お誕生日の朝、画用紙に家族の絵を描いて「かぞくのみんなへ たんじょうびのおいわいをしてくれて、ありがとう」と手紙をくれた。
こちらこそ、産まれてきてくれてありがとう。
ママにしてくれてありがとう。
これからもママは、ずっとあなたを見守っているよ。
こどもは本当に大切な宝ですよね✨素敵なお名前です!一人一人名前に由来があり、ストーリーがあるんだと実感します