オリーブ色の10月号お母さん業界新聞を携えて
久留米市内の各所を(自転車でいける範囲)配達しているのだが
西鉄久留米駅の近くにある子育て施設『くるるん』へ行った帰り
エレベーターで居合わせた2歳になったばかりくらいの女の子の
あちこち寄り道して
よたた、と歩く姿と
お母さんが柔らかい声で声かける姿をみて
『ああ、もうこの姿はうちにはないんだな』
と
切なくなった
施設が入っているビルの下が花屋さんで
お花の方へ、よたたたた…と歩いて
ふー
すぅー
と花の匂いをかぐ子どもらしい姿とか
10年前の長女とか
くるるんに連れてきていた慌ただしいママの時代を思い出して、心がきゅーっとなった
ああ
私切なくなってるや、と

過ぎ去るのは早いもので
うちの末っ子さんはもうすぐ4歳になる
関わり方も変わってきた
つい最近まで一緒に歌っていたかと思ったら
声を合わせようとすると『まま、うたわないで』と一人で声を大にして歌う姿が増えてきた
届かないから手を貸そうとしたら
『だいじょうぶ、ひとりでやる』と言われた
小さいと思っていたら
いつの間にか親の気持ちを通り越し
するりと成長していた

それでもまだ泣く姿もある
長女含めみないつでもどこかで甘えん坊な子どもたちだ
皆の要望を受けたりはできないけれど
限りある子どもとの時間を
このきゅーっとした切なさがまだ私にあるのだから
それならできる限り触れ合って大事に時間を過ごしたいと思った
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