約2年前、思い返せば娘の心臓手術の直後、母ドラ1期生にぜひ受けてみて!とすすめられて手にした赤いドラッカーの本。
今思えば、まだ術後療養中で娘を見ながらの参加をよく決心したなと自分を褒めたい。が、決心したところで、すべてがうまくいくはずもなく、初回から欠席します、の連続。
まだ当時、前の時間に会議が入ることが多く、時計とにらめっこしながら過ごしていたことを思い出す。母ドラの日に限って、親子代わる代わるの体調不良だったり、予定が押して遅れて入ったり、後半は娘のお迎えで耳だけ参加…などなど、1ヶ月に1回、たった1時間半なのにフル参加できないもどかしさを抱えながらの2年間だった。
そして、まさかの最終回「母ドラ発表会」までも欠席せざるを得ない状況に、せめて「レポートをあげます!」と宣言してかれこれ2週間以上、ようやくここにたどり着いた。
宣言しておきながら、何をどうまとめようかと頭の片隅に置きながらもペンを持てず、進まずに来た。でも、よし書こう!と思えたのは、2年間画面を通して共に学んできた皆さんが自分の言葉で発表される姿を動画で見て、「ここでアウトプットしないとこの2年間の学びが流れていきそう」そんな焦りからだった。
私はどうだったかをこの2週間で改めて自分なりに考えてみたら、こういうことか!と母ドラが日常生活で活きていることに、終わった今だからこそ気づき、1つでも学んだことがあったと書きながら安堵している。
さて、その成果の1つ。
▶ 強みを基盤にする
この2年間で、仕事がかわり、新居への引っ越しに伴い、家族の生活パターンの変化が多く、毎日生活を回すのに精一杯だった。
特に夫に対しては「ちゃんとやって!もっとやって!自分で考えて!」と無意味に不機嫌になることも多く、つい最近まで自分にも嫌気がさしていた。
しかし、この母ドラ終了からの2週間で、「これが強みを生かすってことだ!」と思ったのは、夫が話し合ったわけでもなく、自分の仕事だと勝手に思っているであろう、洗濯、掃除、ゴミ出し、日用品のストック管理、娘のお風呂入れ、家計貯蓄管理全般等々、率先して担ってくれていることに気づいたからだ。
夫は普段、交代勤務で昼夜関係なく仕事に合わせる生活なので、家にいる時に、気づかないところでやってくれていたのを「当たり前でしょ、他にも子どもたちのケアもしてよ!」と感謝どころかさらに要求してしまっていたことに思い当たった。
周りを見回しても、こんなに出来る夫はいないかもしれないとさえ思えてきて、私が夫に求めていたのは、「親なんだからもっと子どもたちのことを一緒に考えて!」という思いだったのかもしれない。でも、仕事で家族との時間がずれがちな夫にとって、子どもたちのことを把握するのは実は難しいことだったのかもしれない。それを私だけやってる、と夫の不在時の子どもたちの様子を伝えることもなく、求めるだけ求めていた自分に気づいた。
そう気づいたら、ここだ!強みを生かすところ。
夫が率先してやってくれていることは遠慮なくお願いすればいい。これまでは子どもたちのケアは空気読んでやって!と求めていたことを、お散歩連れて行って、子どもたちとこれ買ってきて、◯時にお迎えねと具体的にお願いするようになった。すると、実は嫌がりもせずに子どもたちのこともやってくれることが分かった。
子どもたちにだってそう。
息子は家庭内外で、今日はパパだとか言って、夫不在時の娘の保護者代わりをしてくれる。娘もよくキッチンに来ては夕飯づくり、洗濯や買い物も手伝ってくれる。2人とも率先してやってくれるのは実は夫の姿を見て育っているからかもしれない。
周囲を見回して柔軟にというのは夫の強みではない。けれど自分の範囲の仕事は確実に効率よくできるのは強み。「強みを生かす」ことに気づいたら対応も代わり、負担も減り、心が軽くなった。
私が家庭全体のマネジメントをして、その中で家族がそれぞれにできることをやる。まさに母ドラ!
まずは2週間経っての気づき。
さて、夫の強みを基盤にした家庭内のマネジメントは一歩進んだが、私の強みは何だっけ…と新たに頭をひねる。日常生活に落とし込みながら母ドラをより深い学びに繋げていくのはまだまだこれからのことのようだ。
※TOPの画像は、母ドラ発表会の動画を観た後のテーブルの上。頭の中の散らかりようが目の前に表されてるな、と思わず撮った1枚。この景色が日常から少しずつでも減っていきますように。
レポートありがとう!
ちゃんと書けた池末さん、スゴイよ!
なんか読みながら泣けてきちゃったー。
ほんとほんと、レポートを書いた池末さんがすごい!!拍手です!!!
「娘を見ながらの参加をよく決心したなと自分を褒めたい」ぜひご自分を褒めまくってあげてくださいね^^
2年という短くない時間をご一緒できたことが嬉しかったです。
そして久留米でお会いできたことを鮮明に覚えています。
母ドラ繋がり、なかなか会えないけれど、これからも繋がって学んでいけたら嬉しいです。
これからも末永くよろしくお願いします。
そして私たち、お疲れ様でした!(もう乾杯したい気分です♬)