お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

第27話 響きあう

産婦人科看護師になり8年目。

その中で出会った勉強会で

    『響きあう子育て』を感じながら
    学ばせていただいています。

    『あかちゃんとおかあさん』の会

    年に2回の開催日に
    小児科の先生方精神科の先生方
    助産師さん、看護師さんや、心理士さん、保育士さん、ちいきで母子をサポートされているみなさんとあかちゃんとおかあさんに
    ついて学んでいます。必要なこと、それぞれの立場で目線や支援ももちろんですが、

    お母さん大学もそうですが
    学びながらあたたかーくなる。この会。
    この感覚はなんだろう?と思います。

    藤本さんや日本中のお母さんに出会えて
    応援してもらって生まれた『えん』も17歳に
    なりました。

    そんな気持ち
    懐かしい気持ち、熱くなったり溢れてきたりします。

    ずっと私は探しています

    あかちゃんのこころを。

    まだ話せないあかちゃんが泣いているのはなぜだろう?
    おむつかな?おっぱいかな。抱っこかな。

    抱くのもおそるおそる、
    もう私も泣きたいよ!と思って眠い目をこすったあの日

    もすこしもすこし!とおもって寝返りをうった日

    お母さんありがとうってお手紙をもらった日

    嫌いって言われた日

    とっくみあった日

    お弁当を一緒に作った日

    傷ついた日
    傷つけた日が多かったな、、

    思い出しながら
    私は母のことを思い出す

    幼い私を探します

    あかちゃんとおかあさんのこころを学ぶ機会で
    紐解きと気づかされ

    あの時抱きしめてあげられなかったこと
    あの時抱きしめてほしかったこと

    あの時抱きしめてもらっていたこころと自分が
    見えてきます 

    『あまえられるうれしさ
    そこから得られる信頼と安心』

    あまえこそだてはなんて優しい子育てだろう

    澤田先生のおはなしを聞くだけでほっこりするこです

    まだまだ深いあかちゃんとおかあさん

    私ができることを考えながら
    私はもう一度子宮の中から

    うまれたいとおもっているのだと思います。

    響きあう子育てに
    向き合ってくれた子ども達のことを
    綴る場所がこうしてあることを
    嬉しく思う今なのです。

    私の仕事は産婦人科でのお仕事です

    いろんな人種をこえて

    何千回も宝くじに当たるよりすごい確率で

    出会い生まれてきた奇跡をまた毎日感じる場です

    妊娠かも
    ドキドキします
    お腹の中にいてね

    心拍がどうか見えますように

    ドキドキドキドキとあかちゃんが心拍をうつのをみて
    やっとほっとするのです

    育つのが当たり前でないことも
    たくさんのお母さんの悲しみを想う時に

    おなかの赤ちゃんは何を思うんだろうと考えます

    おなかの中をぐるぐる自由に守られて
    外に出ても守らずにいられない子ども達
    傷ついても傷つけられても傷つけた時も
    守られて
    私もそうやって大きくなってきた

    あかちゃんとおかあさん

    あなたはとても大切な存在
    わたしもとっても大切な存在。

    そんなことを感じると嬉しくなるのです。