お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

時短とその後

育休から復職して2年5か月が経った。
今までフルタイム勤務で走り抜けていたが、この度9月から1時間早く帰る時短勤務にさせていただくことになった。

夫がほぼフルリモートからほぼ出社になってしまったこと(往復2時間半)
夏を過ぎて仕事の工事が少し落ち着いてきたこと
親から見ると大丈夫そうに見える息子だが
親がいないところでは様子が違うようだということ
などから、やっと踏み切ることができた。

本当はもっとはやく時短勤務にしたいと思っていたが、夫から言われた「減った分の給料はどうするの?」という一言に怒りが大爆発してしまい
さらに「自分の時間を1時間削ればいいじゃないか」とまで言われて大号泣。
そんな風に感情的になることがあまりなかったので、自分でもびっくりして、その後長い間話し合うことを避けていた。
メンタルバランスを取るために自分の時間も必要だし、単純計算できる話ではないということが理系脳には理解しずらい気持ちもわからなくはない。

たった1時間短くするだけで給料は-3万円/月。
月給だけでなくボーナスも、退職金にも響く。1年続けたら退職金は簡単に計算できないけど多分100万単位の話になる。
健全な家族運営のために私が身を削ると提案してあげているのになんでそんな嫌な言い方をされなければならないのかと今でも書いていて
モヤモヤが込み上げてくる。

1時間短くなった分だけただラクするように思われているのがムカつく。
夫だけでなく、他の人に対しても。
いいですねーって言ってくる人には、給料ももちろん減って仕事は減りませんけど。と嫌な感じで返している。

1年で240時間、20日/年 息子と一緒に過ごす時間が増える。
お金に代えられない価値が必ずあるはず。

1時間短くしても仕事は減らない。。
ペースを上げ、取捨選択をし、乗り切るしかない。

一緒に過ごす時間は増えたし、「息子くんが好きな人ー?」という声掛けに1日20回は「はーい!」と答えているが、
それでも「愛が足りない!」「もっとママとずーっと遊びたい!」と言われる。
無限に吸い込むスポンジのような、穴の空いたバケツのような要求にだんだん疲れてきたが、
家で良い子ぶることが減って、こういった要求が増えたのが良い変化なのだろうか。
良い方向なのかもしれないが私がラクになったという感覚は全くないので尚更前述のいろいろに対してモヤモヤが増える。

今の息子を見ていると、今まで結構我慢してたんだろうなぁということがわかる。
時短にする前「早くお迎え行くようにしようと思うけど、どう?」と息子に聞くと「どっちでも大丈夫だよ。遅くお迎えきても、早くお迎えきても。」と言われていた。
ばーばには「今度からママが早くお迎えに来ることになった」と嬉しそうに話してきたと聞いた。

園ではたびたび問題を起こすけど、家ではそんな素振りはほとんど見せない。むしろ良い子ちゃんを演じていたのは親との時間が少なかったからではないかと思っている。
時短にした今でも園にいる時間は9時間を超える。時短にして1ヶ月目は結構荒れていて逆効果だったかな?と思っていたが3ヶ月経った今だいぶ落ち着いてきて、ほどよくなってきている。
夫からしたら1時間増えた分での変わりが見えないようで、時短にしたのにご飯を作らないのかと言われたこともあったし(毎日作らないわけじゃないのに…)、職場の人も優しくて何も言わないけど迷惑に思っているのではないかと感じることもある。

それでも一緒に過ごす時間を増やしたいというのは自分の希望だったのでそれは単純に嬉しいし、
冬になっても真っ暗の中お迎えに行かなくて済むことに関しては心が軽くなってはいる。
今まであまり見せなかった甘え方をしてくる息子を見ることができて、見た目ではわからないこともあるなぁという気付きもあった。

いつかこの選択をしてよかったと振り返ることができる日がくるといいな。

育休最終日の記録

仕事復帰後1週間の気持ち