お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お大事に育ててくださいね

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これは梅雨があけた7月ごろのお話。

 

息子と神社をお散歩していると、ひとりのおばあさんが参拝されていました。

じーっとその後姿を見つめる息子の存在に気付いたのか、おばあさんがこちらに来られて

「1歳5か月かしら?」

とずばっと月齢を言い当てました。聞けばひ孫さんが同じくらいだそう。

歩くのが楽しい時期よね~、などと少し世間話をした後

 

「お大事に育ててくださいね」

 

と、にこやかに微笑まれて、また参拝に戻られました。

おそらく80代だと思いますが、背筋をピンと伸ばし、ゆっくりと丁寧に神様にお辞儀されてる姿を、今度は私も息子と一緒に見つめました。

 

子供と散歩や買い物をしていると声をかけて頂くことも多く、「今が一番大変よね」「今が一番かわいい頃よね」「お母さん頑張ってね」という言葉をよく頂きます。

ありがたい気持ちもありつつ、だから頑張りなさいと言われているようで息苦しい時もありました。

ただ今回の「お大事に育ててくださいね」という言葉はすっと染み込んできました。

 

なんでだろう?と考える時もあるのですが、後付けの理由を探すのは無粋な気がして、あの時の清々しい感覚だけを大事に心にしまっています。

6件のコメント

素敵な出会いに素敵な言葉ですね~
その方が丁寧に生きている感じが伝わってくる気もしますし、
わからないですが、急ぎ過ぎていったご自分の子育てのこともおもっていらっしゃるのかもしれませんね。

子どもがいなかったらきっと話しもしなかったかもしれませんね。

こんな心に残る出会いを私もしていきたい。
そんな風に思った記事でした。
ありがとうございます(*^^*)

コメントありがとうございます!
同じ言葉でも言う方が変わるときっとニュアンスも変わるので、
言葉も素敵だけど、あのおばあさんも素敵だったんだなぁと思います。

私は「子供のことをお大事に」と捉えてましたが、
急ぎ過ぎていったと考えたら「お母さんでいられる時間をお大事に」とも聞こえますね。
ますます素敵な響きに感じます!

ありがとうございます!
ぐさっと刺さる言葉もいいですが、じんわり染みる言葉も良いですよね。
私もそんな言葉が自然と出てくるようなおばあさんになりたいです。

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ABOUT US
木綿萌
大阪府在住。子育ての目標は「よく動く心と体を育てること」。食を中心に「知ること」が好きですが、行動はちょっぴり遅め。家族の健康は社会の健康。今日もせっせとご飯づくりです。台所は世界の入り口! MJプロ/子ども5才・3才