お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ごめんねが言えない理由

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4歳の娘がお友達とケンカした時のこと。

私が見てない隙に何かがあったようで、気付くとメソメソしていました。

どうしたの?と聞くと
「〇〇ちゃんが遊んでくれないって言った。○○ちゃんが悪い。」と何だか心を閉ざした様子。

今はつついても仕方がないと思い、そっとしておくことに。

しばらくたっても娘とお友達の状況は変わりませんでした。
娘も、もう一緒に遊べないのかなと不安そう。

 

なんで、お友達はもう遊ばないって言ったのかな?と聞いてみると
「…順番守らなかったから」とポツリ。
確かに、私も娘が順番抜かししたのを見ていました。

お友達も悪いけど、自分も悪いのが分かってたから煮え切らない様子だったのでしょうか。

 

どうしたらいいのかなと聞くと
「ごめんねって言う」との答え。でもなかなか動こうとしませんでした。

たまにしか会えないお友達。解散時間も近づいてきていました。

 

すると娘が小さな声で
「ごめんね、ていうのが怖いだけやねん」と言いました。

「…怒られるかもしれんから」と。

 

ここまで考えてるのかと驚きました。
そして、これまで娘が謝ってもすぐに許せない時があったので、
「ごめんね」が怖いのは私のせいでもあるなと反省しました。

娘はそこまで話して気持ちが落ち着いたのか、勇気を出して謝り、無事に仲直りできました。

 

つい、子ども同士のケンカで「ごめんねしようね」と言ってしまいますが、
子どもが「ごめんね」と口にするまでに、
こんなにたくさんの葛藤があることに初めて気が付きました。

8件のコメント

すごい!!木綿さん!ここまで待ってこどもの気持ちがわかるってすごいですね。
この話はみんなに伝えたい!!

大事なことだなって改めて思いました。
素敵な記事、ありがとうございます(^^)/

結構時間はかかったように思います…(^^;
でも広い公園で、落ち着いたBGMもかかってたので、私も待てることができました。
待つのは大変なんですが、待ったらいいことあるかもよって思ってもらえたら嬉しいです!

〉「ごめんね、ていうのが怖いだけやねん」と言いました。
ここを聞き出せたのはスゴイです。
我が家の4歳の娘も同じです。昨日もお友達と口げんか、娘「〇〇ちゃんが私の方が多いって言ったのが嫌だった」私「そうね、それで同じこと言ってしまったの?〇〇ちゃんも言われてどうだったかな?」…しばらく沈黙し、「〇〇ちゃんさっきはごめんねー」お友達も「私もごめんねー」と仲直りしていました。
娘の心の葛藤は聞いたことがなかったです。今度聞いてみようかな。
ケンカは、私は手が出るまではただ見守りたいけれど、お友達の親との価値観の違いもあって、正直そんな事まで注意しなくてもいいじゃないか…と思いながら、価値観を埋めるために注意している時もあります。。最近の悩みの一つです。

ごめんねと言うのに怖いと思ってるなんて、私も気付きませんでした。確かに大人でも謝罪って怖いですよね(^^;
他にもどんな心の声があるのか、私も気になります。

価値観を埋めるための注意…難しいですね。
子どもが素直に謝れない時は代わりに謝ったりしますが、それで納得してもらえるかどうか…

私もケンカは手が出るまで見守る派です!
この日のお母さん達はめちゃめちゃ良い人たちばかりで、価値観も近くて、親子ともいい経験させてもらいました。

しっかり気持ちを汲み取って、寄り添って木綿さんすごいなぁ。
私はそこまで寄り添ってあげてるかなぁ、耳を傾けてるかなぁって反省です。
母と子供たちとのコミュニティケーションが、子供達にとって、社会出た時の手段になる‥
そう考えると、テキトーにあしらってはいけないですね。
責任おもいーー!!笑

この日は本当にラッキーでした。普段はもう「はよ言っといで!!」とか急かして、全然寄り添えてません…「うるさいなぁ」なんて口がすべることも(;_;)
でも社会に出た時の手段になると思うと責任重大ですね!
毎回は無理でも、少しでも大事にされたという経験が心の中に残ることを願うばかりです。

うちの三男(小3)も「ごめんね」が言えない子です。
学校でも「ごめんね」が言えるようになりましょうっ小学校に入ってからずっとあゆみに書かれるくらいです…

2年生の半ばころに「許してもらえないと思うから」と言っていたことがありました。
どうやら、保育園時代に喧嘩して「ごめんね」と言ったけれど、「許さない」って言われた経験があるらしいです。
そんな思いを3年くらい胸に秘めていたことを知り、それはそれでショックでした。

「そういう経験もあったとしても、もしかしたら許してくれるかもしれないよ」って言いながらも、もっと良い言い方があったんじゃないかなと今でも気になっています。

コメントありがとうございます。
3年も胸に残っているなんて驚きですね!でも3年前だとなんで友達が「許さない」と言ったか確かめられないですね…残念。
子どもが自分で経験して、イメージを塗り替えるしかないと思いつつ、親として何とかしてあげたい気持ちもよく分かります。
でも「ごめんね」を言わないのじゃなくて、言えないのだと親が理解してるだけで、きっとプラスになっていると思います♫

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ABOUT US
木綿萌
大阪府在住。子育ての目標は「よく動く心と体を育てること」。食を中心に「知ること」が好きですが、行動はちょっぴり遅め。家族の健康は社会の健康。今日もせっせとご飯づくりです。台所は世界の入り口! MJプロ/子ども5才・3才