お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

哲学対話「#1 私、子どもをコントロールしようとしてる?」に参加して

こそだてつがくたいわさんが主催する
オンラインイベント「私、子どもをコントロールしようとしてる?」に参加しました。

私はこのタイトルを見た瞬間にビビッときました。
なぜなら、以前のお悩み持ち寄り会(1月15日開催)で、私は男の子育児に悩んでおり、
「息子をどうコントロールしたらいいか分からないです」と発言しました。しかも無意識に。

最近も、娘のことをよく見ようと思っているけれど、よく見た結果、
まるごと受け止めるのではなく、理想像との差を探しているだけではないかと悩んでいました。

 

今回、哲学対話という手法を初めて知りました。
哲学対話では、参加者が「問い」を出し合い、簡単なルールに基づき一緒に考えを深めていきます。

今回のルールはこちら
何を言ってもOK/話がまとまらなくてもOK/聞いているだけでもOK/アドバイスはお休みで
/変化や違いを楽しみましょう

そしてプログラムの願いには、こう書かれていました。
『子育ての”答え探し”に代わり、子どもへとの接し方につながる背景を共に深堀する機会になったら嬉しいです。』

 

今回の対話では
・コントロールする気持ちはどこからくるのか?
・なぜ子どもは褒められたがるのか?
・褒めることはコントロールにつながるのか?
・ルールは誰が決めるのか?

等、考えたい問いがたくさんありましたが、
「お家ルールやしつけはコントロールなのか?」からスタートしました。

 

答え探しではないので、どんどんテーマが展開していくのが新鮮でした。
また「発言しなくていい」ルールのおかげでゆっくりと考えることが出来ました。

1時間半ほどの対話を通して(あえてメモのまま書きますが)、

・ルールはコントロール。でもそのルールを選ぶことが子どもの自立。
・これからお家ルールと社会ルールとの折り合いを子どもがどうつけるか。
・私はルールという名の選択肢を与えている。ルールの効果が出るのは何十年先でもいい。

と、考えられました。
私一人では辿り着けなかった考えなので、価値観の違いや対話の重要性を感じました。

 

私は、じっと待った時に、ぽつりぽつりと出てくる、子どもたちの言葉が大好きです。

今回の哲学対話を経験して、子どもたちならどんな考えを話すのだろう?と、
もっともっと子どもたちの声を聞いてみたくなりました。

 

※映画『ちいさな哲学者たち』が2011年公開にされていました。フランスのある幼稚園で、3歳~5歳の子どもたちと哲学対話を行った2年間の記録を集約したドキュメントです。観たい!!

12件のコメント

とても興味深いです!
私も、いかに子どもをコントロールして、日々をスムーズに過ごせるか、ということを無意識に考えてる気がします。
でも当然ながらコントロールできるわけもなく、
スムーズにいかない日々にイライラする・・・
子どもの声を聴くこと、本当に大切ですね。

マニアックな投稿かな…と思ったので、興味深いと言って頂けて嬉しいです!
今回の対話で「コントロールできるわけない」というのも私の中で発見でした。
全てを与えたからといって思い通りになるわけでもないし、反対に与えなくても必要なことを学んでいくかもしれないし…。
お母さんのコントロールって、
例えば決まった時間に寝て欲しいのは、自分のためだけではなくて、子どもの健康面の心配だったりして複雑ですよね。

私もよくご飯準備中にまとわりつく息子に対して怒っています。そして息子はカーテンに隠れます(笑)

考え中だったんですね!
一人で考えていると諦めてしまうことも、色んな人の意見を聞いているとピン!とくることがあって面白かったです。
でもまた忘れたり、状況が変わったりするでしょうから、続けることが大事なんでしょうね。

タイトルに、お~っ!となりました。
コントロールって操るってこと?親のいいように?まずそんな考えが浮かびました。
家でのルールですが、子の自我が芽生えてからルールを決め、伝え、それに沿って生活することを始めるのかなと思います。
でも年齢が高くなると、ルールはあまり効果がありませんね、だって家のルールなんて簡単にやぶるもの~。自分の意志で無視したり、気分で守ったり守らなかったりするのだから。
それを力づくで押し付けたりはしませんが、なんで言いつけ守れないの?と強い口調で言葉にする。子どもの言い訳なんて聞く耳なしでこちらが一方的に。←私の場合。文字にするとよくないですね~その場ではついつい言っちゃう。
社会のルールと家のルールとは別物と思っています。
集団の中ではルールを守れないと秩序を保てないと思うからです。
一旦家から外へ出たときは、その集団の大人にゆだねられます。
小学生の時なんて、担任の先生の影響をかなり受けるので、担任の当たりはずれ(これは、経験上ありましたのであえてこう書きます)で、1年間左右されるので、とても深刻な問題となります。
小さな頃からルールに縛られて生きているので何の抵抗もない大人になっていくのかな。日本人はまじめな人種って言われるゆえんかな~。

このタイトルずるいですよね!?私も見た瞬間に申し込んでいました笑

年齢によってルールは変わるよねという意見は今回の対話でもありました。
今はまだ娘は幼いので仕方ないと思っている部分もあるのですが、小学校高学年とかで自分で決めたルールを破ったりするとカチンときてしまうかもしれません…。
でも、大人でも自分で決めたルールを守らなかったりするんですよね。だけど子供には守って欲しいと思う。それはなんでだろう?と気持ちの背景を探ってみたくなりますね。

担任の先生の影響は大きいんですね。確かに、自分が小学生の頃、先生は絶対というイメージがありました。
子どもにはよきアドバイザーとなるような先生に出会って欲しいです。
それが難しければ、尊敬できる人との出会いを作ってあげるのも親の役目かなぁと考えたりしています。

私、昔仕事で疲れきってしまった時にカウンセラーの方と話して、「人はコントロールできないんだよ」と言われたことがあります。
人に期待してしまう、こういう風にやってかれたらいいな、助かるなーと。
子どもにも同じで、こういう風にしてくれたら助かるなーと、そしてきっとコントロールしてしまってる。。
最近は、選択肢を出して選んでもらう風にしているけど、それもコントロールなのかな。。全てを決めるのは難しい年齢だけど、、どこまで親が決めるべきか。難しいですね。
映画私も観たい!一緒に観て、その後に色々お話ができたら最高なのになー!!

私も「コントロールしてしまってる…」とマイナスに考えてました。
でも「コントロールできるわけない」と思ったら、私はコントロールしてないかも(できてないかも)?と、ちょっとホッとしました。
でも余裕がない時は、怒鳴って不機嫌になるので、これは完全にコントロールですよね( ;∀;)
選択肢を用意する時も、どっちを選んでもOKな2択にしたりして、これって…と思ったりします。
そうなってくると、コントロールは悪なのか?なんて問いも出てきそう。

映画観たい!の声が多いので、追加で調べてみると中古DVDがありました。
でもそれだと皆で観れないし…観たら絶対お話したくなるし…そもそも家のDVDプレーヤー壊れてるし…
やっぱり一緒に観たいですよね!!

タイトルに惹かれて読みました。
コントロールは魔術の言葉かもしれません。
支配者達は巧みに使うからです。
世界の支配者、国の支配者、社会の支配者、それが家
ならば、家族について掘り下げながら考え続けることが哲学するになり、それを持ち寄り対話する。
更に続けることが大事ですね。。
コロナはこんな対話こそ大事だと伝えてくれたと私は拍手したくなりました。
コントロールされたがる人が増えないためにも。

池田さん、その節はお世話になりました!
あの時、息子をコントロールしようとしてることに気付かせてもらったおかげで、今回の対話に繋がりました。
哲学と言うと難しいイメージだったのですが、考えて、感じて、また考えて…日常の延長にあるのだと思いました。
「コントロールされたがる人」というのも納得です。
親子関係でいえば、コントロールされる=いい子、と大人が思っていると、子どもはコントロールされたがるかもしれませんね…。ルールを守るから好き、ルールを守らないから嫌い、ではないと子どもに伝えることが大切ですね。

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木綿萌
大阪府在住。子育ての目標は「よく動く心と体を育てること」。食を中心に「知ること」が好きですが、行動はちょっぴり遅め。家族の健康は社会の健康。今日もせっせとご飯づくりです。台所は世界の入り口! MJプロ/子ども5才・3才