お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

手をつなげる喜び

養育里親5年目突入。

小学3年になった娘といろんなところに出かけるのが本当に楽しくありがたい。

ひとりだったらたぶん行かなかったところ、上の子の時には行かなかったところ、行けなかったところに、今だからこそ、今のうちに、娘と二人で行ける貴重な時間。

外を歩く時、どちらからともなく手をつなぐ、その瞬間がきゅんとする。

長男の時は、今でこそ触覚過敏があったとわかるけど、手をつないでも振り払われて、すぐどこかへ行ってしまうので、嫌がる彼の手首をつかんで、手をつなげないことがつらかった。この手を離すと二度と会えなくなるかもしれないと思いながら必死だった。

次男の時は、4つ上の長男がどんどん大きくなるし力も強くなる中で、これまた必死で長男の手首をつかみながら、口頭指示が通る次男に「ついておいでよ」と声をかけながら、

『逆や!「普通」なら下の子の手を引いて、上の子に声かけながら歩けるのに、逆や・・・』と、

なんとなく切なくなっていたことを思い出す。次男と二人だったとしても、わりと多動で、マイペースなタイプなのでゆっくり手をつないだ記憶が薄いけれど。

娘と出逢った頃は、4歳なりに遠慮もあって、抱っこをねだるわけでもなく、彼女から手をつなごうと手を出すわけでもなく、こちらから声をかけて「そうさせてもらう」という感じだった。

それが最近は、自然に、どちらともなく手をのばし、手がつなげる。この瞬間がなんとも尊い。

長男次男の必死だったあの時があるからこそ、今少しゆとりをもって手をつなげる喜びを感じさせてもらってるかなぁと思う。もう少しだけこの時間を、このぬくもりを忘れないようにしっかり味わい刻んでおこう。

6件のコメント

藤尾さんと娘さんの手を繋ぐ時のきゅんとする感覚が、記事から伝わってきて、私まできゅんとなりました。
子どもたちと手をつなぐぬくもり。
私の記憶の中では、遠いものになりつつありますが、大切な宝物なんだなぁと改めて思い出させてもらいました。
ありがとうございます。

かわいい娘さんと、手をつなぎ、キュンとなれることを

お兄ちゃんたちがご褒美にくれたのだと思います。

お母さんを幸せにするために。

お母さんを笑顔にするために。

まだまだ、子育ては長い道のり。楽しもう。

藤本さんありがとうございます!
ほんとそうですね。ご褒美ご褒美^^

子どもはみ~んなそうですね。

お母さんの幸せは子どもの笑顔、子どもの幸せ。

アラフィフまだまだ子育て真っ最中で~す♪

キッザニアでお会いした時に、子どもを可愛がってて落ち着いたお母さんだなと感じていました。藤尾さんにも必死な時代があったとは。切なさときゅんを感じる記事でした。

「1人だったら行かなかったところに行く」って場面、子育てしてたら多々あります~。子どもが世界を広げてくれますね。

子どもも大きくなって来たしと前ほど手をつなぐ機会が減って来ましたが、ほんとに大きくなったらつなげないもんな~。今のうちにつないどこ。

戸崎さんありがとうございます!!
「落ち着いたお母さん」だなんて~(〃▽〃)照
自分の中では全然落ち着いてないんですけどね^^;気持ちは20代。

ほんと子どもが世界を広げてくれますよね。

手をつなぐの、今のうち今のうち(^m^)

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ABOUT US
藤尾さおり
チャレンジド助産師☆いわゆる障がい児・者のための助産師です。障がい児の子育て支援や、性教育に携わっています。重度の知的障害・自閉症の長男24歳、19歳男子、小学2年生娘のお母さん。お母さん大学歴は長いが投稿少なし。サイト変更についていけず練習中。NPO法人そらしど代表理事。