お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ちょうどいい田舎、阿波市の子育て環境を自らの手で

徳島県阿波市に夫と娘(小2)、息子(年中)の4人で暮らしています。大阪から徳島に引っ越してきて7年。もともとペーパードライバーでしたが、今ではすっかり慣れて、どこに行くのにも車生活です。

まちにはスーパー、コンビニ、しまむらもあって生活には困りませんが、映画館やゲームセンター、カラオケもありません。その分いつでも開放されている学校、目の前の広い畑が私たちの庭です。

義実家は米農家で、季節には籾まきから稲刈りまで家族総出で行います。都会っ子の私は、夏の夜に稲の揺れる音を、阿波市に住んで初めて聞きました。

徳島は、すくもで染める伝統工芸「阿波藍」が有名です。下は、友人が始めた藍染工房にて、家族全員で体験したときの写真です。生活の中で自然と触れ合える環境のありがたさを実感しています。

阿波市には子どもが少ないため、待機児童はいないし、18歳まで医療費も無料。1学年1クラスの学校では全員が知り合いです。

その反面、一時保育やベビーシッターを利用する意識やサービスが浸透しておらず、子連れで遊べるところが少ないのも現実です。

私が手形アートの講師として、ワークショップを開き、子どもの成長をかわいく残すお手伝いをしているのは、お母さんたちの心のよりどころになればという思いからです。

最近は県内でも、子育て中のお母さんたちが自ら学びや交流の場所をつくろうという動きが増えました。

私も友人が立ち上げた、子育て支援創造スペース「ミレア徳島」のスタッフとして関わり、ファミサポを利用したお子様の一時預かりを行っています。私自身が多くの人と関わることで、子どもたちにとっても、より良い環境をと願っています。
超高齢化社会を生きる田舎の子どもたち。だからこそ、人との出会いやつながりを大切に。ちょうどいい、徳島・阿波市の田舎の子育て。そこには課題もあるけれど、自分が動けばきっと変わると思っています。

今日も畑の上の空はとっても青くて、広いです。

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