お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子どもと一緒に 自然と共生する生活を 楽しんでいます

結婚を機に鹿児島市に引っ越してきて12年。夫と娘2人(小6・小4)と暮らしています。
出身は愛知県ですが、若い頃、全国各地をバイクで周遊、いろいろな土地を見てきた私です。それでも当時は「桜島」と「西郷さんの出身地」程度の知識しかありませんでした。

いざ住んでみた鹿児島は、山も海もある自然豊かな観光地。桜島が噴煙を吐き出す様はなんともダイナミックで、噴火するたびに驚きと感動を持って眺めています。

鹿児島中央駅からは車で20分のわが家ですが、家に居ながら鳥や獣たちの気配を感じることも多く、そのたびわくわくしています。南国のお人柄か、人々は明るくオープンで、かつ台風や大雨、降灰と日々向き合ってきたからか、忍耐強さも感じます。

引っ越してきた当初は言葉がわからず、地域色の強い土地柄に不安もありましたが、持ち前のバイタリティーと前向きな性格でずんずん馴染んでいきました。子どもが小学校に入学してからは積極的に地域活動に参加。PTA活動やボランティアにも励み、今ではたくさんの仲間たちと充実した日々を過ごしています。

キャンプや川遊び、釣りや潮干狩り…と親子で自然を満喫。畑で自然農にも挑戦しています。6年前に元農家の土地を購入。新居を建て、耕作放棄で荒れ果てていた畑を少しずつ手入れしているところです。

図鑑を片手に野山を歩き、山菜や野草の苗を植え、椎茸を菌打ちして育てています。育てている植物が気になり、つい時間を忘れ日が暮れるまで庭を眺めてしまいます。春にはキイチゴやグミを収穫、採りたての山菜や薬草を食べるのが楽しみです。

悩みといえば、庭が広すぎて手入れが追いつかないこと。暖かくなると草木が生い茂りまるでジャングルのよう。私が歩く場所が獣道のようになり、うっかり日が暮れて家の方向がわからなくなったことも!

子どもの頃、夏休みに田舎に帰る友だちが羨ましくて、私も故郷が欲しいと思っていたのですが、あの頃の夢がいま叶いました。子どもたちが大人になって県外に出たときに故郷を懐かしんでもらえるよう、楽しい思い出を量産しているところです。