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子育て× 神社・お寺プロジェクト 6歳の誕生日プレゼントに 「神社が欲しい」と言った三男

「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞くと、「神社が欲しい!」と即答した6歳になる三男。てっきりおもちゃを想像していた私はびっくりです。

「神社は強いから好きなんだよ。神様がいるでしょ、神様が1番強いんだよ。それに神社は色やカタチがかっこいいでしょ」と。

七夕の短冊に「かみさまになりたい」と書いたのも彼で、たくさんの人が集う神社、頼られる神様に憧れてもいるようです。

4月に夫と三男と3人で高尾山に登り、薬王院(八王子市高尾町)を参りました。「お守りが欲しい」と言いだした三男に、「一人で買っておいで」というミッションを与え、私たちは遠くで見守りました。神社で「はじめてのおつかい」を果たした三男。「かっこいい」と一目惚れした天狗のお守りは、保育園のかばんに吊るしています。

もともと自然が好きで、山登りが趣味の私。必ず神社にも寄りますが、改めて考えると、母になってからというもの、神社がより身近になった気がします。

戌の日に腹帯を授かりに行ったのを機に、お宮参り、七五三と、森戸神社(神奈川県葉山町堀内)へはイベントで。子どもが小さい頃は、「ねこ神社」と呼ばれる近所の大六天神社(横須賀市)へ、お散歩やバッタとりに通ったものです。

兄弟の中でも特に三男と一緒に行く機会が多いので、神社に対する思いが一番強いのでしょう。「御朱印ってどういう意味なの?」など、神社に関する質問が止まりません。

長男(小6)は、先日修学旅行で日光東照宮(日光市山内)を訪れ、ガイドさんの説明を聞いて「日本の伝統文化はすごい。建物一つひとつに先人の思いがある、大切にされている」と感じたそうです。お土産に木刀を購入し、神社仏閣から、歴史に興味を持ち始めるのかもしれません。

次男(小4)は、弟のためにダンボールで本坪鈴(拝殿前にある鈴を鳴らすところ)を、虫かごで手水舎(参拝者が手や口を清めるところ)をつくってくれました。「神社に一人で行くのは恐い」と言いながら、「本物の神社はあげられないからつくろうか?」と、やさしいお兄ちゃんです。

三男が無事生まれ、お礼に参った2019年に、御朱印帳を始めました。子どもたちにとって御朱印は、スタンプラリーのようでワクワクするし、たまるとうれしいようです。

子どもにとって神様とはどんな存在なのか、考えさせられます。登山と神社…。導かれ、守られているのかなぁと思えます。私は、家族の幸せと健康、みんなが毎日楽しく過ごせますようにと思いますが、この先子どもたちは、どんなことを願うようになるのでしょう。

左は長谷寺(鎌倉市長谷)へ行った時の一枚。お地蔵様と並んで手を合わせる三男の、なんてかわいいことでしょう。純粋な気持ちのままに大きくなってほしいと思います。

お母さん業界新聞11月号

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