お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

菌ちゃんとの出会いは『もやしもん』 おなか元気計画Vol21

このコラムでは「菌ちゃん」と、親しみを込めて呼んでいますが、

私が一番最初に菌ちゃんの生体を知るキッカケとなったのは漫画『もやしもん』でした。

「田舎の酒蔵の跡継ぎの青年が、小さい頃からこの世界に存在している菌ちゃん達の姿が見えている」という設定の内容です。

20代でこの漫画を読んで、主人公が通っている農業大学って面白そうだなぁ。

菌の世界ってこんなにたくさんあるんだなぁっと、漠然と感じていたことを思い出します。

この漫画に出てくる有名な菌ちゃん「オリゼー」の本名は「ニホンコウジカビ」。

本当にかわいらしいキャラクターで、なんとも言えない佇まい。

ぬいぐるみも発売されていて、セリフも「かもすぞ〜」と言いながら空中を漂っている様を描かれています。

このオリゼー(ニホンコウジカビ)の生命活動で私たちが日頃使っている醤油や味噌、そしてお酒が生成されるのです。

生命活動というと何だか小難しく感じますが、

ごはんを食べて排泄すること(私たちは、食物を分解しているのです)も生命活動と言います。

オリゼーもタンパク質を食べてアミノ酸に分解したりデンプンをブドウ糖に分解したり。

この分解が起こることで発酵調味料が出来上がるのです。

オリゼーの生命活動のうち、私たちにとって有益な活動を利用して発酵食品をつくっているんです。

ぜひ、一度『もやしもん』を読んでみてください。

きっと菌ちゃんが、とっても可愛らしい存在に思えてきますよ。

(マザージャーナリスト 島本智恵子)

このコラムは「お母さん業界新聞ちっご版Vol36」2018年2月号 3面掲載

岩田屋久留米店10階にある「農家レストラン自然の恵」とマザージャーナリスト島本智恵子とのコラボコラム。

「おなか元気」に大切なことをお母さんの視点で毎月お伝えしています。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ