お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

第II期、第一回町学プロジェクト

はじめまして。第II期町学プロジェクト参加をきっかけにお母さん大学生になりました、福島早紀です。小2と年少の息子の母です。

 

小2の長男がちょうど(再び)不登校になった頃にこの町学プロジェクトのことを知り、彼を誘ってみました。一も二もなく参加する!と決めた彼は、始まるまでの1ヶ月、「まだ?」「いつ行くの?」とずっとずっと楽しみにしていました。

私はといえば、やる気に満ちた長男をみて少々驚いていました。

そうか、彼は今は人を、周囲を少しは信頼できているんだな、とホッとする気持ちもありました。昨年と同じく集団が苦手で、不登校ではあるけれど、気持ちが違う。不安でたまらない、何も手につかない、閉じこもった状態ではないんだな、と。今年は彼の意思で不登校を選択して、それが大きな成長だったのだなと、町学を待ち侘びる様子から実感しました。

 

第一回目、ドキドキしながら向かった未来工房さんで玄関の扉を開けた長男の顔といったら!「わあ!」と大きく開いた目は輝いていて、それだけでもここにきて良かったと思わせてくれました。

未来工房さんがいかに木のことを大切にしていらっしゃるかお話を聞いている間は、色々なことが気になりソワソワして、話を脱線させがちでもあり、あまり集中していないようにみえた長男。

良くないとは思いつつも、ついつい注意や制止をしてしまう母。

しかし、彼は帰ってから弟や父に、

「戦争のあと木じゃないお家が増えて、木じゃないお皿も増えて、木のものは少なくなったんだ」

「でも木のお家はあったかいんだよ」

「未来工房は大きい木のあかるい家なんだよ」

「なんで木の家は少ないんだろうね」

「木が足りなくなるのかな」

「次はお家の設計図だって」

「どんなお家がいいか、ためしに描いてみようかな」

と息つく暇もなく報告していました。

なんだ、しっかり聞いていたんじゃん。母は思わず苦笑い。初めての場所、集団、人、緊張して不安だったのだろうけど、それを乗り越えて彼はやる気に満ち溢れていました。

どうしても人目が気になって長男を制止したり、口を出しがちな母ですが、帰ってから反省しきり。彼は一個人としてしっかり意見を持ち、聞いて考えて話している。見守り、尊重することが大事になってくる。親が多少恥をかくくらい、いいじゃないか(と思ってはいても、ついつい口を出しがちな私ですが)。

 

未来工房さんでの話から次々に疑問が湧いてきたようで、その日の我が家の話題は木の話ばかり。しまいには、「未来工房でお家をつくろうよ、お父さん!」

余程楽しかったのだろう気持ちが伝わってきて、こっそりハイタッチをした父母でした。

3件のコメント

初投稿&初登校、おめでとうございます。
無事投稿できてよかった!
さきさんのドキドキと、息子くんのワクワクが伝わってきました。
同じ場所にいて一緒に過ごしても、その前後の背景を知るのは、お母さんだけ。
こうして書いてくれることが、すごくすごく価値になります(^^)

福島さん

はじめまして、横浜在住の田端です。

ハイタッチしたお二人様子が目に浮かぶようでした!!素敵なご家族ですね!!こちらもガッツポーズがしたくなりました~
子どもがイキイキと何かに取り組む姿は、親としてとてもうれしいものがありますよね。
そして私は、ここのお母さん大学生を親戚みたいに思っていて、なのでお子さんもわが子のように成長を見守っているんです。

さて、未来工房さんですが、2021年の乾杯イベントの時にオンラインイベントがあり、金原 望さんに木のお家の良さや木の役割、林業再生などのお話を聞きました。町学Ⅱが未来工房さんとのことで、これからの学びも長男君の挑戦もとても楽しみにしています。

福島さん、お母さん大学サイト初登校(投稿)、おめでとうございます。

お母さんの一歩、息子さんの一歩。

親子、お互いが学び合いです。

お子さんの不登校の経験を、未来に生かすチャンス。

どんな出会いも、息子さんの学びです。

今を大事にしてください。

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ABOUT US
福島早紀
小3と年中の2人の息子の母です。お母さん大学と並行して「ゆるっぽ」という外遊びを通じて子どものやりたいを応援する活動もしています。 英語の方が文章を書きやすい時があり、たまに英語のまま投稿させてもらっています。