お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「よくできてるね!」の積み重ね

ある日、息子とふたりで「学校ごっこ」をしました。
小学校2年生の息子が先生役、私は児童役。

私がプリントを解くフリをしていると、先生役の息子がニコニコしながら、こう言いました。

「おっ、いいね!よくできてるね!」

その瞬間「これは、普段から言われているな?」と気づきました。

「ごっこ遊び」って、大人が思っている以上に、日常の再現なんですよね。
息子は、先生の口調や言葉を、まっすぐ吸収していたんだなあ…とじんわり心があたたかくなりました。

支援級の先生たちは、「できていないところ」よりも「今、できていること」にちゃんと目を向けてくれます。
どんなに小さなステップでも、「すごいね!」「できたね!」と一緒に喜んでくれる。
そしてなにより、息子をひとりの人として、まっすぐ尊重してくれるんです。

それって、当たり前のようで、実はすごく難しいこと。
けれど支援級の先生たちは、それを日々、丁寧に積み重ねてくれているんだと感じます。

「よくできてるね!」と、息子が何気なく口にしたあの一言。
あれは、ただの真似じゃなくて──

「先生にたくさん褒めてもらってるよ」
「ぼく、大事にされてるよ」

そんなメッセージだったのかもしれません。

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ABOUT US
小山 和泉おうち時間トータルコーディネーター
東京都八王子市出身・在住。 小学生男子(支援級2年生)のママです。 出産直後に重度の産後うつ×息子の発達障害で、ママであることを楽しめなかった私ですが、心と環境を整えて少しずつ「ママって悪くないじゃん!」と思えるようになってきました。 【整理収納アドバイザー/愛されキャリアグラム®︎診断士】