お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

誕生日に母を想う

母、一緒に住み始めて2年半が経とうとしている。

静岡へ来てから、良く笑うようになった。

次女とジャレでよ〜く笑っている。

65歳を過ぎても働き、

先月は、約3週間かけて、ヨーロッパ旅行へも行った。

そんな母は、多発性骨髄腫と診断され、6月30日から入院し、先週、第1回目の抗がん剤を投与。そして明日、2回目を投与予定。

今は治療が始まったばかりなので、さほど変化はないが、これから副作用との闘いになりそう。

小学生は面会できない決まりで、日曜日に顔を見る程度、次女を連れて病院へ。

母も次女も寂しそう。

その二人の顔を見る私も辛い。

毎日一緒にいるのが当たり前だったけど、食卓にぽっかり空いた、母の席。

「死」なんて言葉はまだまだ先の話だと思っていたけど、「生存率」と言う言葉を聞かされ、「死」を意識させられた。

治療の効果がどう出るか、不安だと思う。そんな状況の中、私に「誕生日おめでとう」と最初にメールをくれたのは母だった。

どんな状況でも子を想う母の想いが、今までで一番ずっしりと、そしてありがたく思えた誕生日だった。