お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

世界アトピー性皮膚炎の日

わが家の長男とアトピーで苦しんだ日々。

9年半の長男の写真を見返してみて、

綺麗な肌だった赤ちゃん期

だんだんと乾燥して痛々しくなって行った3〜6歳の時期

そして8歳の誕生日を迎えた月、小児認証された注射治療を始めました。

4週に1度、自己注射の治療を始めることに葛藤があり、親として悩みました。

注射?痛いの嫌だ。絶対嫌だ。

その言葉に、これ以上息子が辛いことはしたくない…と思ったのです。

本人の気持ちを差し置いて、新しい治療を始めることに迷いがありました。

ましてや、自己注射。

母が息子に注射をすることに。

痛いことを私がする。

この子の逃げ道はどこにも無くなるのでは。。と怖さがありました。

皮膚科医だけでなく、アレルギー専門の小児科医、耳鼻科医、薬剤師さん、看護師さんにたくさん話を聞き、家族でたくさん話し合いました。

息子の方から頑張ってみる。と言ってきたため、治療に踏み切ることに。

↑始めて看護師さんがこんな風にやるよ!と教えてくれた日

 

治療前の検査では

アレルギー数値(170が基準値)→32034

かゆみの数値(500が基準値)→7008

 

それから注射治療を始めて1年半の現在…

 

3万以上あったアレルギー数値は3669

かゆみの数値は、基準値内の427

どちらも大幅に改善傾向ありの診断に、家族で喜び合いました。

 

泣きながら耐える息子と、慣れない手つきで注射を持つ母。

何度も心が折れそうになりながらも、続けてきた結果が数字として出ました。

夜、ゆっくり眠れる様になりました。

学校を休む日もぐんと減りました。

それでもまだまだ痒みがあって、プールの塩素は沁みるし、薬もまだまだ併用が必要だけど。

生活QOLが上がりました。

 

心ない言葉やアドバイスに気持ちがどん底になったこともあったけど。

目の前の息子が元気に生活してくれたら、それでいい。

アトピーは珍しい病気でもないし、命に関わる病気でもない。

でも、痒さに支配される時間が急にやってきて、それが積み重さなり心がすり減っていきます。

少しでも、アトピーの人たちの笑顔が増えますように。

1人でも理解してくださる方が増えますように。

辛かった過去の記事を読み返しながら、大丈夫!頑張ってるよ!よくなってるからね!と振り返る大切な日になりました。

この気持ちに至るまでに。

一緒に乗り越えるんだ!

何年かかって波を越える?

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ABOUT US
岸千尋
https://www.okaasan.net/author/kishichihiro/ 小中高と横須賀で育ち、父の転勤で東京へ。縁あって横須賀に戻ってきました! 小4・小1•2歳、3兄弟の母。MJプロ。 最近家から見える東京湾の海に出入りする船を眺めることに癒されてます。 いつも息子たちを追っかけて、泣いて、笑って、忙しいけれど、あっという間の日々を残して行きたいです!