家で音楽を流すと、最初は身体を揺らすだけだった子が鼻歌を歌い、単語を口にし、今ではリズムに合わせて歌うようになりました。その成長を見るたび胸が熱くなります。また、子どもが「できたよ!」とうれしそうに伝えてくれる瞬間、どんな疲れも一気に吹き飛びます。
長女が幼稚園に入った頃から、ふと自分の過去を振り返るようになりました。中学卒業の頃、進路に悩む私を母はバイクに乗せ、台湾にある働きながら通う高校へ連れて行きました。しかし私は「普通高校へ行きたい」「ちゃんと育ててくれなかった」と母を責めるようなことを口にしたのです。朝から晩まで必死で働いていた両親の、私への深い愛情を今なら理解できます。
親になった今、私は子どもの「好き」を大切にし、応援し続けたいと思っています。とはいえ、「この接し方でよいか」「もっと別の方法はないか」と試行錯誤の毎日です。子どもを育てると同時に、自分も育てられていると感じます。
将来、子どもたちが自信を持って進めるよう、父としてあたたかい言葉をかけ続けたい。たとえ失敗しても「いつでも帰れる場所がある」と思えるような家庭をつくることが私の仕事です。
寝言が聞こえると、「どんな夢を見ているのかな」とそっと顔を覗き込みます。その安らかな寝顔に、「明日もがんばろう」と誓うのです。
(安田雲帆)
お母さん業界新聞2026年1月号 育児 アップ UP お父さん
































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