40週6日の夕方、ついにその時が訪れました。予定日を超過してからの1週間は、周囲からのプレッシャーに心が揺れましたが、それが吹っ切れた瞬間に本陣痛が始まったのです。
しらさぎふれあい助産院に向かったのは、夜中のことです。助産師さんがずっとそばにいてくださり、立ち会った夫は助産師さんの声掛けを復唱し、励まし続けてくれました。
翌朝、娘が誕生しました。無事に産まれてホッとしたのも束の間、胎盤が出ず救急搬送になりました。夫は救急車の中で、意識が遠のく私の名前を呼び続けていたそうです。搬送先での処置により止血したものの、輸血は必須で、3泊4日の母子分離となりましたが、夫が毎日娘に会いに行ってくれたので不安はありませんでした。
起こらないほうがよかったトラブルですが、支えてくれた夫、両親たち、そして退院して助産院に戻った時に涙で迎えてくれたスタッフの方々の存在に、自分がどれほど恵まれているか気づかされました。
助産院の最大の魅力は、妊婦健診、出産、産後まで、究極の伴走型支援を受けられることだと思います。
妊婦をアスリート、お産をオリンピックにたとえるなら、健診は心身を鍛えるパーソナルトレーニングです。
産後の授乳指導への熱意とクオリティもすごいです。授乳指導って、産院によってこんなにも違うのかと、友人たちの経験談を聞いて驚きました。そして、産後ケアでは自分の育児を全肯定してもらい、パワーチャージができました。
助産院でのお産や、自然分娩の良さを、一人でも多くの人に知ってもらえますように。
産婦・井上佳那
しらさぎふれあい助産院(院長:木村恵子)
東京都中野区鷺宮3-3-6 シュプール101
お母さん業界新聞4月号 お産処

































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