ふるさと久留米を思う②母の記録 むつもん饅頭

子どもの頃から、母と必ず行くお店があった。

むつもん饅頭!

久留米六ツ門のバス停前にあったお店。
隣には、久留米の老舗百貨店『井筒屋』があった。

いわゆる回転まんじゅう。今でいう大判焼き。今川焼?
私は黒小豆のあんこ、母は、白小豆のあんこが好きだった。

そこのお店は、回転まんじゅうだけでなく、
夏は、とびきりのかき氷。
オレンジに練乳たっぷりのかき氷が、私の大好物。

そして、母は、ここのミルクセーキが大好きだった。
物静かな店主が、ボールに材料を入れて、しゃかしゃかと混ぜる。
なめらかな氷のミルクセーキは、手づくりだったからなのか…。

母と買物に行く日は、必ず立ち寄ったお店。
母と2人きりの世界が、ここにはあった。

子どもの頃から、回転まんじゅう屋さんとしか思っていなかったが、
今、冷静に考えると、ここは饅頭屋さんではなく、食堂だった。

焼きそば、やきめし、うどん…、
いろいろなメニューがあったのだが、
幼い私の記憶の中にある、ここは、回転まんじゅう屋さんとかき氷のお店。

2009年2月に、井筒屋デパートが閉店しているようなので
おそらく、その頃、引っ越したのだろうか…?

今、インターネットの情報では、再開発で、
商店街の入り口の方で、むつもん饅頭は営業を続けているようだ。
二代目か、三代目かな? 久留米に帰る度に、訪れていたお店だけど、

子どもの頃、買い物帰りに母と食べた頃の味が一番だと思うのは、
やっぱり、母の力なのだろうか。