お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

だから、やっぱりお母さんですよ!

夢だらけ。それを叶える50年計画があって、125歳まで生きると断言している人。

創業時4人でモーターの会社を立ち上げ、夢に邁進し、いまや世界43カ国13万人のグローバル企業のトップに立つ、Nidec株式会社の永守重信会長。愛カラーは緑。太陽より1度熱い人。

ご著書『成しとげる力』を拝読してから1年。お母さん大学生の永安さんの夢に便乗させてもらい、貴重な機会を大切に、京都に行く!とまず決めて、新幹線に飛び乗った。

正直、当日を迎えるまで、どんな会になるのかイメージが沸かず…。でも蓋を開け、恐れ多く図々しくも言わせて頂くならば・・・

こんなに仲良くしてもらえたなんて✨

永守会長は厳しさのなかに愛のある人で、1番身近な奥様への感謝も忘れず、健康への教えを守り、お弁当の天ぷらを残す夫。2人のご子息の成長を見守った父。そしていついつまでも、お母様を大切にする人。一気に好印象が広がった。

モーターの世界でトップに立つ方と全国各地から集まったお母さん軍団。交わるはずがない出会いかと思いきや、大事に胸に抱きたい思いに何度も共感して安堵し、ワクワクし、時に身が引き締まる思い。実際にお会いして、心底京都に来て良かったと思った。

 

創業当初のエネルギーがギュッと詰まったプレハブ小屋を見学し、記念写真後には、ドラマの世界でしか見たことのない会議室へ。会長の講演後の質問タイムでは、一緒に美味しいお弁当を頂きながら、ビジネスや日本の教育について、子育てについて、時に笑いも交えて、お母さん大学生ならではのどんな質問にもすかさず答えて下さる永守会長。メモを取る手が止まらない。

きっと質問1000本ノックも返して下さいそう!と思ったら、

「これは一泊2日くらいないと足らんな」とのお言葉✨はいっ!喜んで。

やっぱりお母さん!

質問の番が回ってきた。さっそく、9歳の娘が描いた永守会長の似顔絵を手に緊張しながら話し始めると、絵を額に入れて飾ると喜んでくださった。

「今日は貴重な機会をありがとうございました。小三と小六の子どもたちのあれこれを夫や両親に任せ、新幹線に飛び乗って、本当に京都に来た、それだけでもう母として、一つ成しとげた気持ちでおります。娘には、『お母さん、京都に何しに行くの?』と聞かれ、『日本のお母さんたちを応援してくれる人に会いに行ってくるよ!』と告げてきました。お母さんの応援団長(と、見切り発車で言い出す私)の永守会長から、お母さんたちへエールの言葉を頂けませんでしょうか」

とおねだり。突然の応援団長という言葉に戸惑い笑いながらも、

「まぁそれはね、なんたってお母さんですよ!みんなお母さん。今でも何かあったら母親を思い出す。生まれたばかりの私の手相を見て、大隈重信と同じ手相だと、「重信」という名前をつけてもらった。母はね、何かあると『お前は強運のこの強運の手相を持っている。成功できる!』と励ましてくれましたよ」と永守会長。仕事で苦境を抱えた時も、母親が預金通帳を持ってきてくれた愛があって、難局を乗りきったエピソードに触れ、

「心からの子を思う心配が伝わってきて、そういう時の母親の愛情は深いを超えている。だからやっぱりお母さんですよ!

そう言い切ってくれた。今までも聞いてきた言葉なのに、母人生のなかで、この日、永守会長にかけてもらった「やっぱりお母さん」が1番!宝物になった。これ以上のエールの言葉があるだろうか。多くの経験しながら、夢を成し遂げ続けた人が言ってくれたからこその重みなのか。

堂々とお母さんしよう!誇りを持ってお母さんでいよう。このまま、悩んだ時には支え合って、お母さんを謳歌しよう。

 

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翌日。家では来年2月に進路を決める試験が迫った息子が何やら嘆いていた。

「どうせ・・・」

ネガティブワード炸裂で、布団にもぐった。でも私は知っている。彼が「ここでこれがやりたい!」と、好きなことを見つけ、目標を持った日のことを。学校見学に行き、目がキラキラ輝いた日のことを。この選択に悩みもするが、大事な息子が目標を抱いた。そのことが自体が素敵で、かけがえのないことだと、改めて思った。

今後も子どもがキラキラ目を輝かせるものがあってほしい。そのために、私たちは何ができるか。数日前、公園で大きな石と太い枝を拾って、作りたいと思ったことに一直線!突然石斧を作って喜んだ彼が「僕は僕」であることに1番でいてくれたらと願ってやまない。

あの夜、息子の側にいて、さっそく永守会長からの言葉も伝え、最後には感情豊かになぜか円陣を組む我が家4人組。すると息子は笑顔で歌い、はしゃいだ。これからどんな結果が待っていても、歩みを進めて仮に違ったと思っても、ちゃんと受けとめ支える覚悟はできている。行ってみないと、やってみないとわからない。歩んで行こう。

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会の最後、永守会長に娘の絵をお渡しすると、「次はもう少し若く描いて」とのリクエスト。喜んで、第二弾にお持ちします!『成しとげる力』の最後の一文「この指とまれ!」に繋がった私たち。興奮冷めやらぬ帰りの新幹線ですかさず残したメモには、「新しいメガネを手に入れた気分」。背筋がピンと伸び、目線がぐんっと上がった。あの京都での時間を胸に、始まる日々が楽しみです。

永守会長、Nidecの皆様、本当にありがとうございました!

追記;子どもたちを残して、母がひとり旅に出るのはこれが初めて。娘は出かけにもわーっと泣き、駅に迎えてくれた時もわんわん泣いた。「なんだよ〜、さっきまで笑顔だったのに。お父さんの立場がないじゃないか」と夫。もうこれでもかってほど、ぎゅーっと娘を抱きしめて帰路につきました。

 

●成しとげる母力プロジェクト
https://www.okaasan.net/nashitogeru-boriki/

●その他の記事
https://www.okaasan.net/category/hyakumanboriki/nashitogeruboriki/

6件のコメント

永安さん
えっ!ありがとうございます。いつもは喜怒哀楽、ビービー言ってる母ちゃんですが、
母力あげていきたいです。「成しとげる人」から頂いたたくさんの言葉が背中を後押しして
くれそうですね!

今回の旅は永安さんがいなかったら実現しなかったことです。
本当にありがとうございました!私たちの母旅レポも書きますねー♪

山﨑さんらしい優しい記事!
山﨑家らしい円陣!
新幹線でのアウトプットした新しいメガネを手に入れた気分、の表現に、あ、初めてコンタクトを入れて、目を見開いて、背中をのばして、わぁあ!!!ってなった、あの感覚かなぁ!って思いました!!
永守さんのお母さんエピソード。
素敵だね!
私も不安がずっとあって、(最近あちこちで書いているけれど)だからこそ会ってみたい!と思ったけれど、次回は必ず!
そして今回は堂々と誇りを持ってお母さんをしよう!悩んだ時は支え合って、の山﨑さんの言葉に、背中を押してもらった!
そうだ!そうだ!そうしよう!
永守さんパワーを感じたみんなからちゃっかり吸収させていただこう!笑

岸さん
ありがとう〜!山﨑家らしい円陣(笑)

不安は尽きないよね。「悩みがあるのは幸せなこと、楽しんでいきましょう!」って
永守さんが仰ってたよ。一緒に悩みながらも、笑って前に進んで行こう♪

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ABOUT US
山﨑恵
肝っ玉母ちゃんに憧れる繊細母ちゃん。アメリカで子育てをスタートさせるも、第二子出産後に産後うつになる。あの頃の自分にも、いま同じ思いをしている お母さんにも言ってあげたい。「いろいろあるけど、それでも大丈夫だよ」って。数年前、夫の実家の横須賀にあるカフェでお母さん業界新聞を手にとる。 配ってくれた人がいて、ここにたどり着いたご縁に感謝! このままの「お母さんであるわたし」でペンを持ち、人と社会とつながりたい。いまは地元埼玉県川口市で子育て・自分育ての根っこを下ろし中。 最近はまっているお灸でぽかぽかするのが至福の時。子ども/小6男、小3女