母ゴコロ2025.07.27江崎香保里なつやすみ 「いちじく、好きにとってね」と言われた お隣さんの いちじくの木に手をかけて 早めに色づいていた実を 塀に足掛けて取る母 一人夏の 一日にも満たない夏休み かぶりつくと中の実は 甘いけれど 「もう少し時間が欲しかった」と言いたげな 色をしていた
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。