お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

本で繋がる親子

先日、次男がボソッと呟いた。
「あのさ、モモってしっとる?」
次男のイントネーションから察して、
『ミヒャエルエンデ』の作品だと思った。
「あの分厚い本のモモ?」
と、訊ねると
「そう」
と短い返事。
「何で突然モモ?」
そう聞いてみると、
「友達が読んでてさ、面白そうだから読んでみたくて。でもね、図書館で借りるのは少し難しいけど、凄く高いみたいだから買うのもね」
と、珍しく相談が始まる。

母はその時点でニンマリ。
だって、私が中学生の頃に何度も図書館で借りた思い入れの深い本を、同じ年頃の次男が自分から読みたいなんて!
本好きの私の遺伝子、繋がってたのね!と、凄く感動。

翌日、本屋に立ち寄り1,800円するハードカバーの名作を手にし
次男へプレゼントしました。
私も本当は手元に置いておきたかった一冊。
その気持ちきっと同じだと良いな。
一生大切にしてねと、手渡した時の次男のはにかんだ笑顔。
思春期の真っ只中男子だけど、本で親子が繋がった!
嬉しい出来事。