「だっこフラは、命を抱きしめて踊るから美しい。」
お母さん大学学長の藤本さんのその言葉に、私は思わずハッとしました。
赤ちゃんを抱いて踊るフラダンス「ハハコモマイだっこフラ」を続けてきましたが、その一言で、この活動の本当の意味を改めて教えられた気がしたのです。
ステージ直前まで泣いている赤ちゃんもいます。お母さんはあやしながら、不安と緊張の中で出番を待っています。
ところが、いざ舞台に立つと、不思議なことが起こります。さっきまで泣いていた赤ちゃんが、ぴたりと泣きやむのです。お母さんの胸に抱かれながら周りを見つめたり、笑顔になったり、時には安心して眠ってしまうこともあります。
その姿は、まるでお母さんと一緒に舞台に立ち、共に踊っているかのようです。
その光景を何度も見ているうちに、私は思うようになりました。
赤ちゃんは守られる存在であると同時に、誰よりもお母さんを応援している存在なのではないか、と。
だっこフラは、母が子を抱いて踊るだけのフラではありません。
母と子が命ごと抱きしめ合いながら立つ舞台。だからこそ、その姿はこんなにも美しいのだと思うのです。
































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