お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

本当のフリースタイル出産(ちっご版2018年1月号おっかしゃんリレー)

「本当のフリースタイル出産」

5歳、2歳、8ヶ月の3人の母になりました。

3番目の出産は、少しの異変で早めに病院へ。

到着後2時間もかからず出産。

夫は間に合わず、送ってくれた母が思いがけず立ち会ってしまいました。

「何のお構いもせず(笑)」と助産師さんたちに言われるほどのスピード安産でした。

なぜ早めに病院に向かったかというと、2人目のお産はなんと「車の中」だったから。

夜中の陣痛を前駆陣痛だと勘違いし朝まで我慢。

産院に電話した時には間隔が2分を切っていました。

家を出るとき、同居の父が夫に「寝起きやし、コーヒーでも飲んでく?」と。

私は「痛いけん、そんな余裕ないけど!!」と叫んで車へ。

しかし、あまりの痛さに車庫で四つん這いになり、

「もう、う〇こ出そう!!」と再び絶叫。

助手席を倒し乗り込みましたが、途中で破水。

レジャーシートを敷きながら、もしや出そうなのは便ではなく赤ちゃんではと気付きました。

次の陣痛でグググっと何かが下りてくる感じがしたので夫に「ちょ、見て!」と言うと、

夫が「ギャー!頭が出とる!」と。

次の陣痛で見事に産まれてしまったのが2人目の女の子です。

 毎回性別を聞かず、生まれてくるのを楽しみにしている私たちですが、

さすがにそのときは確認もできないほど。

しかも膜に包まれていて泣かなかったため、咄嗟に膜を破り、

鼻と口を拭うと「フェ~ン」と力なく泣いたのを覚えています。

幸いすぐに処置をしてもらい、私も娘も無事でした。

もともとフリースタイル出産の産院だったとはいえ、

夫と本物のフリースタイル立ち合い出産を経験してしまいました!

 車を買換えたくても、娘の出産場所がなくなると思うと売れないなぁと悩み中です。

(寺原 萌子)

*この記事は「お母さん業界新聞ちっご版2018年1月号」に掲載しております。

2件のコメント

スゴイですよね!この寺原さんとお話しすると、なんだかこの経験が本当に生かされているようで、
お産って生きる力の源なんだ、大事なんだなと改めて感じましたよ。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ