お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ちいさなちいさなごめんなさい

小学2年生の長男しょーた。

思い通りにいかないとき、頭ではわかってても気持ちを上手く整理できなくて爆発することがよくある。

昨日の夜も、宿題が上手くいかないと喚いて叫んで、私も疲れていたので放って2階に上がった。
しばらくして降りていくと、しょーたは落ち着いてるみたいだった。

部屋を片付けて、ソファに座る。
すると、しょーたが「ママ、来て」と隣の部屋へ私を引っ張っていった。
なんだろうと思っていると、小さな小さな声で「ごめんなさい」と言う。
いったい何をやらかしたんだろうと、胸がざわざわした。
「怒らないから、いってごらん。ちゃんと聞くから」
そう言って、ドキドキしながらしょーたの言葉を待った。
ためらいながら、言葉を選びながら、しょーたは言った。
「あれ、ぼくがやった。ごめんなさい」

あれ?あれってなんだろう??
うーん、うーん。と頭を捻る。
そして、気づく。

そうだ、部屋に洗濯物が散乱していたあれか。畳んで隅に置いていたものがぐちゃぐちゃになっていた。
しょーたの仕業だということはすぐにわかった。
でも、これくらいはかわいいものなので、あまり気にもならなくて「なんじゃこりゃ」と言いながら片付けたんだ。

「それくらい、わかってるよ」
私はぎゅっと抱き締めた。
一生懸命、勇気を出して言ってくれた。それがすごく嬉しくて。涙が出そうだった。
「散らかしたら、片付ければいいんだよ。今度は、一緒に片付けようね」
胸がぎゅっとぎゅっと熱くなる。
「ごめんなさいが言えるって、すごいことだよ。言ってくれて、ありがとう」

何かある度に爆発する姿を見ながら、私の子育ては間違っているんだろうかと思うこともある。
正解なんてない。
答えなんて見つからない。

でも、私はしょーたが大好きで大好きで。
それだけは真実で幸せで。
それはきっと伝わっているんだと、信じたい。

5件のコメント

もらい涙……。
しょーたくんが気持ちを爆発させられるのも、ごめんなさいが言えるのも、
お母さんという存在に安心できているからのような気がします。
何も間違ってないし、大好きもしっかり伝わっているんじゃないかなぁと、読んでいて感じました。
しょーたくん、かわいいなぁ(’-’*)

コメントを残す

ABOUT US
安達真依
お母さん大学久留米の事務局長☆あだっちゃんです。 旦那さんの実家に完全同居。 嫁姑問題に立ち向かいながら、同居のいいとこ探します。 元気な9歳11歳13歳の息子3人。親離れを感じ始めています。 #同居嫁、#年の差婚、#男児3人、#不登校、#PTA役員、