お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

長女へのごほうびキッザニア③ - 自分で考えたい

(前回の続き)

これで最終話です。

お目当ての資生堂のアクティビティが終わった後は、再びできるアクティビティを探します。

キッザニアに行くと出てしまう、私のもったいない根性。
せっかく来たんだから、できるだけ一杯アクティビティをしてほしいと思う。
今回は招待して頂いたとは言え、通常で言うとキッザニアは結構高いのです。
食べ物は持ち込み厳禁。なので、その分プラスされるのです。
そして午後の部(通常16~21時)でも朝9時半から並ばないといけない。
(今回は招待なので、並んでいませんが。)
次女が行くと次の日の幼稚園に行けなくなりそうなので、ばあばの家にお泊り。そのため、前日から幼稚園とお泊りの準備。
時間と労力をかけて臨むキッザニア、無駄にしたくないと思うのが大人の考えるところなのです。

せっかくここまでしたんだから、できるだけ多くのお仕事をしてほしい。
しないともったいないやんという気持ちが芽生える。
(回るのうまい人と一緒に行く時はお任せしてても、どんどん上手い事お仕事が決まって行くけど、私はこういう段取りが苦手なのです。
あと長女もお友達とならすぐ「やる」となるけど、自分主体だとゆっくり考えたいタイプ。)

できるだけ一杯アクティビティをしてほしいと思って、これやったらかわいい服着れるのになーとか、これ前やりたがってたやつやんとか、これやったらすぐできるとか思ってしまう。
「早よ決めないと、予約してるのするまでに何もできひんようなるで」とか言うと、「お母さんが色々言ったら余計考えられへん」と言われてしまう。
実に的を得た回答。
分かってるのに、ついもったいない精神が発動してしまうのです。

「見てからじゃないと、さっちゃん分からん。そんなん先々言ったって分からんよ」と言われてしまう。
「何でお母さんっていっつもそんな事言うん?あやちゃんが木琴してる時にじゃましてるって言うけど、お母さん同じ事してる」と言う。

この前、次女が木琴の練習をしてる時、次女が頼んでないのに、長女が木琴のやり方を教えてて、ケンカになったのです。
それで、長女に頼まれてない事はしなくていい、かえってじゃまになると言ってたところなのでした。
そうか、長女には注意してたけど、同じ事していたのか。

一杯するとかより、子どもは自分で考えたいんだな。

やっとの事で1つ決めて予約する事に。
待ち時間にできる事を探そうとキッザニアの街へ繰り出す。

その後、ガソリンスタンドを見つけ、そちらのお仕事と時間が重なるので、さっきのお仕事をキャンセルしに行き、ガソリンスタンドに予約をする事に。
私はチェックしてなかったけど、意外と制服がかわいい。
「バックオーライ」としているところ。

これが終わってからは、また迷ってなかなか決めない長女。
「街時計(かわいい衣装を着てダンスするやつ)とかしたら?」と私が言う。
前にした事があって、衣装がかわいいから、母の希望を含む。
そしたら、「さっちゃんは、あやちゃんと一緒にするのが一番楽しい」と言う。
普段あやちゃんの幼稚園の事で手がかかるから、たまには長女を連れ出そうと思ったけど、長女にしたらこんな風に思うんだ。
いつもはケンカばっかりだけど。

その後、長女が選んだのは、ついさっき言ってたデパートでした。
デパートはキッザニアでお仕事をして得たキッゾというお金で買い物ができる場所。
ここは並ばなくてもいつでもすぐできるので、私が「デパートはいつでもできるから最後にしたら」と言ってたのでした。
でも、長女はやっぱりデパートがいいみたいで、デパートを買い物をしたら満足して閉館時間を待たずに20時半には早々と退場。
おかげで会社帰りのお父さんと合流してフードコートで食べられたのでした。

親は貪欲だけど、子どもは欲がないのでした。
欲張ってバタバタと色々しなくても、ゆっくり本当に気に入ったものだけを選んでする。
そんなやり方もいい。

食事終わって、お父さんにこんなん買ってんと、資生堂のビューティーコンサルタントの衣装着てる写真を見せたら、さら「え?お母さん、買ってたん?」「あそこになかったのに」と言う。
キッザニアでは、アクティビティによって写真撮影をしてくれる所があり、それは貼り出されて気に入ったら購入という形を取ります。
元々次女が来てないので、行く前から写真は買わないと言っていたのでした。
一度写真がどんなものか見に行ったけど、買わずにいました。
長女はぐずったけど、帰りもう一度見たら写真コーナーになくていぶかしげな顔をしていて退場していたのでした。
でも、制服で全身写真撮ってなかったのもあって、記念に内緒で買っていたのでした。結局は甘い私。

それにしても、ずっと一緒にいたのに、いつの間に買ったか不思議そうな長女でした。
それは内緒のままです。

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ABOUT US
戸﨑朋子
MJプロ。 12歳(小6)と8歳(小3)の女の子がいます。 子どもが生まれて、今までに感じた事のない気持ちやを感じて幸せだったり、ダメな自分を突き付けられる思いがしたり。 何があろうと思うのは、子どもが生まれて良かった。 色んな思いを綴れたらと思っています。