やっと辿り着いた。
何とかかんとか辿り着いた。
今年は看護学校最終学年。
567さんを言い訳にして、就職活動をあまりしてこなかったわたし。
何故なのか?
何故なら、進みたい方向が分からなかったから。
条件面?やりたいこと?給料?場所?仕事内容?環境?子育てバランス?
何を優先にすれば良いか分からず、働かせてもらえればどこでも良いんだよね。とにかく看護がしたい。
そうやってうだうだやってきた(笑)
ある人に言われた。
「こんな機会もうないんやないと?もう、自分がやりたい事とことん考え抜いたら良いやん。考えてみらんね!」
「そっか。うん。わかった。」
焦った。本当に。。
子ども好きだけど、小児科は何か、ちょっとん?違うかな。。障害がある子どもたちの施設?乳児院?訪問看護?保育園?
いや待て、総合病院が良いんかな?
いやいや、、わたし総合病院で何をしたいん?
考えながらも、目の前の病院での実習に日々あたふたし、、なかなか考えを深める事が出来なかった。
産科の実習中、小児科の実習中。いろいろいろいろ考えた。
3年前の准看の実習中、自分は看護師に向いてないんやないかと泣きながら、まわりに支えてもらいながら実習を終えたこともある。それがここ。産科と小児科だ。コミュニケーションのスキルが求められる。
大変な現場だ。
だからこそ、今回の実習では実習出来る喜び、感謝を忘れずに、ひたすら患者さんのことを考えて邁進した。
そして、看護学校の友人にも相談しながら出た結論が、
産婦人科への就職となった。
思えば、自分が子育てに苦しんだ5年前、彩ちゃんに出会い、お母さん大学に出会い、そしてhappy mama プロジェクトに出会い、
自分自身もシングルマザーとなり、同じシングルマザーの方や産後うつの経験があった方に出会い、わたしも高齢出産の端くれでもあり、そして、お産の会を開催し、
いまのわたしがいる。
お母さんたちのサポートをしたい。
たぶんこれはわたしの使命でもあり、願いでもあり、結果自分に返ってくることだということも感覚で理解していることで。
山のように辛い現場も見ると思う。
きついこともあると思う。
産まれるという場所は、決してしあわせだけの現場ではない。
だけど、出来る限りわたしは、お母さんたちの環境を感じながら、どういう風にその思いに至ったのか、お母さんたちの思いを聞いていきたい。そして、そのお母さんのお腹の中に赤ちゃんが来た意味、なかなか来てくれない意味、来たのにお空に戻っちゃう意味、深いところで感じ、出来るならばお母さんたちと一緒に考えていきたいと思う。
学び続けるしかない。
やっとここに辿り着いた。生半可な現場ではない。辛い現場でもある。
出発点に立てたしあわせを腹いっぱい噛みしめながら。
神さま。
産婦人科の看護師になれるチャンスをくれて、ありがとうございます。
必死に喰らい付いて頑張ろうと思います。
お母さんを信じ、必死に喰らい付いて生まれてきた命に、またパワーの循環もらいながら。