第10話 敬老の日

敬老の日

じいちゃんとこにきたら

イノシシに米をやられおると

対策中でした

孫をみるとニコニコして

『五男よい、栗ひろいにいこか』

とじいちゃん

蚊にかまれながら笑顔

五男はじいちゃんの一番のパートナー

困るのが栗が虫食いでも
ひょいひょい入れる

ちと悪いとことって食べろという

時々くさい栗にあたるけど笑

それも父の秋の風物詩

我が家の栗は

栗を軽く茹でて
一度切れ込みをいれて

塩でゆでる

色は悪くなるけど、子どもたちが

栗をたべやすい。

だって栗の皮が固いから。

いまわかる、本当に大変な一手間を
いつもかけて食べさせてもらっていた。

どれだけ手間暇かかったものを私たちは毎日食べていたんだろう。

この栗は戦後🌰みんながお腹を空かしていた頃、

山栗を取りにいこうと誘いにきた友達の誘いを断った父に

ばあちゃんが栗とりにいかんのかと聞いたらば

父は

『梨泥棒に本当はいくと。
そいけん、おりゃいかん』と答えた。

そのあとばあちゃんは栗をうえた。
飢えませんように
泥棒してまでよそ様のものを
食べませんようにと。

もう70年ほど

私たちの秋を楽しませてくれている

ばあちゃん栗

ばあちゃんの茹で方は

母もずっとしてくれていた。

父は栗はたべない

手間暇かかるから全て人にあげてしまう

だから今日はばあちゃん栗を

色の悪く茹だってるけど
うまい甘い母ちゃん栗を

食べてもらおう

ばあちゃん、あなたの植えた栗は

ずっと大切な子どもが守っていますよ。

私は手間暇いつかかけれるように

心だけは持っていようとおもうのでした

父は祖母のように私が生まれたからビワの木

妹が生まれたら柿の木を植えました、

25年前の大型台風でもうその樹は

ないけれど

父も同じことを思うて植えてくれたのかな。

母の思いは天に帰った後もつづく。

その域まではまだまだだ。

ABOUTこの記事をかいた人

田川亜寿香

お母さん大学10年生 子ども8人 六男二女 孫ひとり 『ひきかえすわけにゃいかないぜ 夢が俺たちを見張ってる』 『ザ クロマニヨンズ』 甲本ヒロト氏 真島昌利氏が大好きです しかし肥満により、夢に向かって 走れないのでぼちぼち膝の痛みと たたかいながら ゆっくり歩んでおります。