お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

予期せぬひとり時間…(涙)

※来月のわたし版のネタだ、と思って下書きを書き進めていたが、MJなので!やはりリアルタイムの今、書き残すことにします。

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夏休みに入り、何度となく「ひとりになりたーい!」と叫んだ。そう発狂する母に息子はいつも「ママ、ひとりになりたいんだね」と受け止め、ご丁寧に夫にも報告してくれる。

ようやくちょっと手が離せるチャンス、お盆の帰省がやってきた。
弟家族の帰省に合わせ、実家に帰った翌日の朝、何だか体が重い。節々が痛い。でも体温は平熱。在庫しておいた市販のコロナ検査キットで検査するも陰性。
なのに、ホッとしたのも束の間、みるみるうちに体調が悪化していく。じっとしていられないソワソワ感と全身の痛みと38℃後半まで跳ね上がった体温。

すぐに実家2階の一番端の部屋に隔離され、母や義妹が扉越しに声を掛けて、必要なものを扉の向こうに置いてくれる。

心疾患持ちの娘が万が一感染したときの対応があるから、と母に受診をすすめられ、お盆の午後も診察してくれる病院に10数件電話したが、どこも予約でいっぱいです、との返事。今日が無理なら明日の予約をと電話した病院で、今日でもできますよ、という目の前が明るくなる言葉が返ってきた。

看護師からの電話問診があり、病院で検査すると、医師との電話診察で「コロナウイルス陽性でした。」と伝えられた。陽性と聞いた瞬間、なんだか力が抜け体が楽になった気がした。

子どもたちも母も弟家族も濃厚接触者。
以後の親戚宅へのお参りも、兄が早々に予約してくれていた会食も、お墓参りも全部キャンセル。隔離された一人っきりの部屋でせっかく楽しみにしていたのに「なんかゴメン…」と謝った。

時々、階下から子どもたちの家中を走り回る足音が聞こえる。みんな元気に過ごせているみたいでホッとする。ふと、なんだか静かだなーと思っていると、義妹から今の写真と言って送られてきたのは、テレビに釘づけでゲームをしている子どもたち。なるほど、きっとママが寝てるからと静かにさせるための最善の手段だったのかもしれない。いつもなら時間制限を決めて長時間はさせないゲームも今日は弟夫婦の判断に任せる。

夜、花火をするからベランダから見たら?と母から電話。きっと訳も分からず急にママ不在となり我慢しているであろう娘が恋しがるかも、と断った。でも、外から聞こえる子どもたちの声がやはり気になり、気付かれないようにほんのちょっと上から眺めた。きっと子どもたちも何かを感じながら過ごしているだろう。花火で明るく照らされた姿を見て急に寂しくなった。

明日自宅へ帰る弟家族。静かになるこの家で息子と娘は、夫が休みに入り迎えに来るまでの4日間を母(祖母)と過ごす。その後、夫と子どもたちには3日ほど3人で過ごしてもらったら、ようやく4人暮らしに戻る。

あと1週間ほど念願だったはずの「ひとりになりたーい!」が叶う。でも思っていたのはこんなんじゃない。ひとつポジティブに考えるなら、家族を想う時間、感謝する時間が与えられているような気がする。でも薬が切れると一気に体温が上がるこの体が早く元に戻ってほしい。一番の願いはこれかもしれない。

騒がしくなったり、静かになったりを繰り返しながら、療養2日目は更けていく。療養生活まだまだ先は長い。

 

4件のコメント

池末さーん、タイムリーな投稿ありがとうございますー!大丈夫ですかー?
まだまだ体調キツいだろうに…、そんな中、書き残してえらい!!MJ魂ですね!^_^

一人になれた!のと、一人にさせられた…のでは、やっぱり違いますよね。
でもきっと、体調が良くなれば貴重な一人時間楽しめますよ!
ひたすら携帯いじるもよし!映画みたり、一人部屋でできることリストでも作って、今は養生してくださいね!

脇門さん

コメントありがとうございます!

MJ魂☆
わたし版に思い出しながら書くのと、今書くのとは違うかも…とせっかくこの場があるので書き残しました。

そうですよねー
一人にさせられた感。
しかも部屋から出られない隔離状態…

でも体がダルイとはいえ、
ご飯が勝手に出てきて、時におやつもあって
一人っきりでゴロゴロと過ごせる時間、やっぱりご褒美と思うしかないですね。

もちろん体調が快方に向かっているおかげでこんな気持ちになれるんでしょうが…

と言いつつ
実はもう一人時間終了してるんです…
続きは続編で。←書けるかな笑

ちょっと辛いと思うけど、子どもたちもママのことを思い、ママのいない時間を生きると思うから、池末さんも、子どもたち、家族のことを思い、ひとり時間を過ごしてください。

本を読むのは、ちょっと辛いと思うけど、脇門さんも書いていたけど、映画はいいですよ。

ドラマだと、連続シリーズなので、つい見てしまうので、あっという間に時間が立ちます。

たまに、空でわが子の生まれた日のことや、はじめての〇〇を思い出したり、元気になったら食べたいものや、行きたいところをイメージしたり、いい時間を過ごしてね。

藤本さん

ありがとうございます。

私以上に子どもたちは寂しい時間を送っていると思うと療養が明けたら一緒に何しようと想像が膨らんでいます。

ひとりになりたい!とあんなに願っていたのに
ひとりになると考えるのは子どものことばかり。

映画もドラマも誰にも邪魔されずに観られるなんて…幸せですね。

寝たり起きたりなので、合間にボケ~っとあれこれ思いを巡らせています。

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ABOUT US
池末明美
MJプロ。 佐賀市在住、6歳差兄妹2児の母。 6年ぶりの妊娠出産を機に長らく心の片隅にあった「お母さん大学」へ入学。 これまで以上に「お母さん」を意識し、感じ、想いを残すべく『お母さん業界新聞ツナガルカゾク版』を創刊! 先天性心疾患を持つムスメは家族の絆を強くする為に、今日も頑張って生きてます。 家族が繋がりそれぞれの試練を乗り越えていく…我が家、どんどん成長中です!