お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

3歳と世界

アブダビで暮らし始めて早くも2ヶ月になる。
私と未就園児の息子の行動範囲は
住居敷地内(ホテルとくっついている)のビーチや
隣接のショッピングモールがほとんど。

それでもさすが多国籍の街だけあり、
ただ遊び、買い物をしているだけでも
あらゆる国の方たちと言葉を交わすことになる。

息子は、こちらに来てから覚えた
「はろー」「さんきゅーべりまっち」
「すいゆぅー(see you)」を
なんとか言ったり言わなかったり(語学というより、人見知りの問題)。

 

今日は一日中、モール内のキッズパークで遊んでいたのだが
“Play with me? What’s your name?”
と話しかけてくれる先輩キッズ達にも全くついていけない。

ママが一応通訳するものの「ママとあそぶ」とつれない一言。
子供のことだから言語の壁を越えて遊ぶこともできるのだろうけど、
そもそも初対面の子と遊ぶ経験が少ないこともあり、
基本的なやりとりすら通じないというのは
息子にとってはまだ大きな壁のようだ。

流暢に第二言語を話し、保護者なしでも
平気で遊ぶ同年代の子たちを横目に
「少しはママ抜きで遊んでくれよ〜」という思いと
「言葉通じないんだもんね、頑張ってるよね」という思いとを同時に抱えつつ、

ママはママで、
おしゃべり好きのウガンダ人ナニーさんに捕まって拙い英語で長話をしたり
なぜか急にスペイン人少女たちの鬼ごっこに巻き込まれたりして
小さな国際交流を楽しんでいる。

結果、見知らぬ大人や子供を相手するママに
息子はどんどん不機嫌になってしまったのだが、
帰宅後にふと世界地図を拡げて
「今日ママが話してた人は、ウガンダ、ここから来たんだって」と話しかけると
「うがんだ?ここ?国旗はどれ?」と興味深げな様子(もともと地図や国旗が好き)。

「ハナ(話しかけてくれたお姉さんたちの中で、唯一息子に発音可能な名前だった)は、フィリピンって言ってたよ」

「ふーん。ハナたん、ここから、アブダビにきた?」
と不思議そうに地図を指差している。

一緒には遊べなかったけど、
一応彼なりに出会った人々を気にしてはいた様子。
まだまだ狭いエリアで生活している母子だけど、
3歳なりに少しずつ、世界の広さを知ってくれたらなと思う。
焦らず、ゆっくりと。

おまけ)
ママは今日4度も子供たちにナニーと呼ばれ、
日中子供と一緒にいるのは、ママよりナニーさんが多いという文化の違いを
改めて噛み締めています。

1件のコメント

アブダビ記事!待ってました!
元気そうで、そして異国での子育て本当にすごい!と尊敬してるよーー!!
でも、にこにこ可愛い杉本親子ならどこでも打ち解けそう♡
お友達の国と今住んでる国を見比べるなんてすごいなー!
お話しはしなくてもそうちゃん十分感じていたんだねー!!

去年、長男のクラスが国旗にハマり、先生たちが興味があるから!と、沢山本を与えてくれ、オリンピックイヤーだったこともあり盛り上がったのを思い出しました!
蘭ちゃんの記事を読んで、横浜にある、あーすぷらざに遊びに行こうと決めた!
世界の色々が展示されてるようで、一緒に行こう!って言われてたの!
私はこちらから、アブダビに想いを馳せるねー!

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ABOUT US
杉本 蘭
2019年、30歳で息子を出産。 京都出身。横浜→東京暮らしを経て、 現在は夫の駐在に帯同しUAEにて子育てライフ満喫中です。