お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「はんぶんこ」エピソード大募集!

わが家のほっこり話が「歌」になります
お子さんの「はんぶんこ」、あるいはあなた自身が誰かと「はんぶんこ」したものがたりを募集しています。子どもとママの「はんぶんこ」、きょうだいでの分けっこ、自分が子どもの頃の思い出…。 日常の「半径3メートル」の中で起きた「はんぶんこ」エピソードを教えてください。集まったエピソードや言葉が、新曲『はんぶんこ』の歌詞や世界観として生まれ変わります。

応募内容
・誰が、いつどこで、誰と「はんぶんこ」した時のことですか?
・どんな会話や出来事があったのか、その様子を教えてください。
・その後どうなり、あなたはどう感じましたか?

応募要項
○内容/箇条書きや一言、エッセイでもOK!文調は問いません
○文字数/最大1000文字程度まで
(写真やイラストの添付も歓迎)
○応募方法/はんぶんこエピソード募集フォームはコチラ


○締め切り/ 2026年10月11日(日)必着

募集に至るまでのお話は以下の10月号特集をご覧ください。

特集 

はんぶんこで、幸せ2倍!

絵本から曲へ、そしてステージへ! 
親子で紡ぐ「やさしさ」のプロジェクト

子育て共感賃貸住宅ヘーベルメゾン「BORIKI※」(旭化成ホームズ)を巡回し、役割を終えた〝卒業絵本〟を地域へひらく体験型イベント「ボリキえほん箱パーティー」。そのステージで、絵本『はんぶんこ』の読み聞かせをしようと、作者の杜今日子さんをお招きしたのがすべての始まりでした。  「はんぶんこ!」と笑顔でわいわい楽しむ子どもたちの姿が浮かび…。藤本裕子のそんな思いつきに杜さんも「単なる読み聞かせではなく、遊びや歌にできたらもっと楽しいね!」と意気投合。作曲家の中村守孝さんも巻き込み、絵本から歌へ、そして体験ステージへと夢が広がります。新しいものがたりの幕開けです。

絵本『はんぶんこ』
作:杜今日子/発行:福音館書店/990円

まあるいあなのドーナッツをはんぶんこ。いっしょにたべよう、いただきます。そのほかにも、あつあつやきいも、さんかくおにぎり、ふんわりにくまんなどが登場。おいしそうに描かれた食べ物に、思わず「いただきまーす!」と手が伸びてしまいそう。「はんぶんこ」という言葉の楽しさと、食べ物をはんぶんに分けた時のかたちの変化のおもしろさで、赤ちゃんを魅了する絵本です。

異分野の2人が出会った「子どもの世界」

藤本絵本と音楽という異なる世界でものづくりをされているお2人ですが、これまでの歩みと、子どもの世界へ関わるようになったきっかけからお聞かせください。

今は絵本作家として活動していますが、美大卒業後は出版社で美術雑誌の編集を担当していました。その後、フリーの編集者となり、小学館のお仕事をさせていただいたんです。『よいこ』や『ようちえん』など幼児向けの雑誌編集を経験する中で、楽しい子どもの世界を知り、すっかり魅了されてしまいました。

中村家業が本屋だったので、楽しい付録がついた幼児雑誌のことはよくわかりますよ!

おうちが本屋さん!?  ご本が読み放題なんて羨ましいです! 

中村ごめんなさい! ぼくは本にはあまり興味がなく、早くから音楽の世界へ引き込まれていきました。小学校にピアノが弾ける男の子がいて、女の子たちから「かっこい〜!」って言われているのを見て憧れ、「ピアノを習いたい」と、父にお願いしたのが始まりです。

藤本ピアノ男子がモテるのは納得です!  不純な動機ですが、ずっと続けられたのはすごいです。

中村父にねだって届いたのは、なぜかアコーディオン!  すると姉も習い始めてわが家にオルガンが。でも姉はやめちゃって、ぼくだけが夢中で弾いたんです。小5の時に先生から「作曲コンクールに挑戦してみれば」と声をかけてもらいました。曲づくりは未知の世界。入選はしなかったけど楽しくなっちゃった! 中学でやっとピアノを買ってもらい、一日何時間も猛練習。その後、書いた曲がコンクールに入賞したり、高校の先生の合唱団がぼくの曲を歌ってくれたりと深みにはまっていきました。その合唱団が子どもの歌を中心に歌っていたので、自然と「子どもの世界」に入っていきました。

絵本づくりのきっかけは偶然です。いろんなご縁で福音館書店の『こどものとも』の編集者さんとつながって、何冊か描かせていただきました。『はんぶんこ』もその一冊ですが、単行本化されたのは2023年のことです。

一杯のかけうどんから生まれた「はんぶんこ」のやさしさ

藤本『はんぶんこ』を絵本にしようと思ったのは、なぜですか。

美大生の頃に遡ります。一人暮らしをしていた私はある日、飲み会で終電を逃した友人をアパートに泊めたんです。深夜におなかが空いたので、1袋の冷凍うどんを温めました。1つのどんぶりから2人で取り分けて食べていると、突然彼女が「一緒に食べると美味しいね」と言ったんです。「そうだね」と返しつつ、なんでかなと考えました。私には姉がいて「はんぶんこ」は日常。でも一人っ子の彼女には特別だった。誰かと「はんぶんこ」して食べる美味しさ、そしてその根底にある「やさしさや思いやり」を子どもたちに伝えたいと思い、絵本を描きました。

中村ぼくは3人兄弟だから3等分。食べ盛りは競うように食べていましたが、みんなで分け合って食べるのって、美味しいですよね。

藤本構想から絵本になるまでに、どのくらいかかるのですか。

ラフをかいて編集者に見てもらいますが、『はんぶんこ』はほぼそのまま通ったので1年くらい。2、3年かけることもあります。

中村それはすごい。ぼくの場合、一瞬の時もあれば2、3日かかる時もありますが、基本のメロディはあっという間。仕上げに時間はかかりますが、さっきからお話を聞きながら「は・ん・ぶ・ん・こ」の音が、実は浮かんできています。

藤本絵と音楽…表現方法は違っても、芸術を通して子どもたちに伝えたい思いは共通ですね。

中村杜さんの言う「やさしい世界」に同感です。NHK『おかあさんといっしょ』のように、子どもたちがうれしそうに歌うのを見て「愛される歌をつくりたい」と思ったのが原点。同時に、詩画集『地雷のあしあと』(こやま峰子作・小学館刊)に曲をつけ、命の大切さを伝える活動もしています。

藤本原点は同じですね。子どもは子どもらしく、のびのびと成長し、豊かな人間性をもった大人になってほしい。ITやAIでもたらされる簡単・便利の一方で、失われるものも多く、私はそこに危機感を持っています。人と関わらずに生きていけてしまう時代…。

中村音楽教室で子どもや親ごさんたちと関わっていますが、人が変わってきているのは感じます。音楽、美術、文学…情操教育がより大切な時代だと思います。

絵本は一人でも読めますが、小さい頃はお母さん、お父さんと読んでほしい。私の絵本づくりは日常の疑問「?」から始まります。何かを体験した時に生まれる疑問…「はんぶんこするとなんでおいしいんだろう」を一緒に考え、理解してくれる人、いないかな?というところがはじまりです。

藤本誰かと一緒に考えたり、味わったりする共感体験は、子どもの自己肯定感を育み、人間性を豊かにすることにつながりますね。

絵本の中に「おいしいね」という言葉はありません。押し付けず、自由に感じてほしいんです。

藤本はんぶんこの気持ちもいろいろ。はんぶんこしたら、自分のほうがあんこが少なくて悲しかったとか、やっと手に入れたから誰にもあげたくないとか…。でもなんか、「はんぶんこしたらおいしいね」となるのかもしれません。

中村歌や曲づくりも同じです。表現はするけれど押し付けない。そこから想像力をふくらませたり、人の気持ちに寄り添ったりすることが大切だと思います。

2027年開催の「はんぶんこライブ」へ向けて

藤本今回は『はんぶんこ』の世界を飛び出して曲をつくり、ステージづくりに挑みます。発表の場は、来年2月13日(土)に横浜市役所アトリウムで行われるイベント「ヘーベルメゾンボリキえほん箱パーティー」の特別ステージ「はんぶんこライブ」です!

中村話を聞いて、真っ先に頭に浮かんだのが童謡歌手の西山琴恵さん。「初代うたのおねえさん」の眞理ヨシコさんに師事し、数々の子どもの歌を歌っている方です。当日は絵本の読み聞かせとトーク、新曲『はんぶんこ』を歌ってもらいます。

藤本歌詞は、読者のお母さんたちから「リアルなはんぶんこエピソード」を募集し、それをもとに私が作詞に挑戦します! お2人にアドバイスをいただき、一つの曲をみんなでつくりたいです。

誰かがいるからできる「はんぶんこ」。私の部屋でこそこそ描いた絵本が、音楽や皆さんのエピソードと混ざり合って広がっていくなんて、ワクワクしています。

中村「は・ん・ぶ・ん・こ」の5文字を音でどう表現するか…。ピアノの鍵盤は白と黒、右手(高音)と左手(低音)で「はんぶんこ」の意味をとらえ、五線紙の上で楽しみたい。作曲活動50周年の節目でもあります。皆さんに愛される曲をつくりたいと思います!

皆さんに歌われる曲をつくりたい

作曲家 中村守孝(なかむら・もりたか)

1950年生まれ。横浜市在住。国立音楽大学卒業。(一社)日本童謡協会理事。中村音楽センター主宰。1986年横浜市選挙メロディを作曲。2003年童謡歌曲集『白いクジャク』(音楽之友社)が日本童謡賞受賞。2015年東久邇宮文化褒賞、2023年同平和賞受賞。『はじめての日』(作詞藤本裕子)出版楽譜、女声合唱曲、カワイ出版CD:日本コロムビア(歌:ダ・カーポ)ほか多数。

絵本から広がる世界にワクワクします

絵本作家  杜今日子(もり・きょうこ)

1964年生まれ。横浜市在住。桐生女子高卒、武蔵野美術大大学院修了。出版物の編集に携わりながら、植物をテーマにした絵画を発表。2002年から福音館書店『月刊予約絵本こどものとも』で絵本制作。初の単行本『はんぶんこ』で「第16回MOE絵本屋さん大賞2023  ファーストブック賞」「第5回親子で読んでほしい絵本大賞 ベビー賞」を受賞。

お母さん業界新聞編集長 藤本裕子(ふじもと・ゆうこ)

1956年生まれ。横浜市在住。全日空客室乗務員として勤務後結婚、出産。子育てをしながら慶應義塾大学を卒業。お母さんの笑顔をテーマに『お母さん業界新聞』の発行とコミュニティ「お母さん大学」の運営、自治体や企業とさまざまな子育て支援プロジェクトを展開。子ども3人、孫4人。

※ヘーベルメゾンBORIKI(ボリキ)とは:旭化成ホームズグループが展開する子育て共感賃貸住宅ブランド。子育て世帯同士がつながり、「みんなで子育て」できる住環境づくりが特徴です。(asahi-kasei.co.jp)。子育て世帯向けに共用部の設計やイベントの開催などを通じて入居者同士の自然な交流を促すことを目的としています。お母さん大学は「BORIKI倶楽部事務局」を担い、コミュニティの運営サポートを行っています。「えほん箱」の取り組みはサービスの一つ。共用部に絵本を常設し、2か月ごとに交換。住民に楽しんでいただいています。

イベントのお知らせはんぶんこライブお楽しみに!

ヘーベルメゾンBORIKI えほん箱パーティー × 横浜市
〜絵本を通して親子を笑顔に〜

日時/2027年2月13日(土)
【1部】10:00〜13:00 【2部】13:30〜16:30
会場/横浜市役所アトリウム、市民協働推進センターA・B
入場/無料(事前申込制)
主催/旭化成不動産レジデンス株式会社
旭化成ホームズ株式会社
株式会社お母さん業界新聞社
共催/横浜市教育委員会

<楽しいコンテンツ>
・300冊の絵本が読める「芝生ひろば」
新曲発表!「はんぶんこライブ」
 (出演:杜今日子、中村守孝、西山琴恵)

西山琴恵
・読み聞かせライブ(出演:榊原麻理子、大越崇史、野田英里)
・だっこフラ、絵本ガチャ、ワークショップ ほか多数!
※イベント準備中です。詳細や参加受付は今しばらくお待ちください。