お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

いったい、いつのまに!

高知版6月号のダデイ目線のコーナーに寄稿してくださったのは、
高知市にお住いの竹村直也さんです。

いったい、いつのまに!

高知市 竹村直也

デザイン事務所という仕事柄、写真を撮ることが多い。スマホのプライベート写真とあわせると、その数は15年間で17万枚近くになる。これらの写真は、事務所的には重要な「資産」だ。 情報誌や観光パンフをつくると きなど、過去の写真の中から、使える写真がないかを探す。

写真を遡る作業は、過去から今へと続く「自分」と向き合う作業でもる。 5年、10年、15年前…その時々の仕事や交友、興味の変化を、サムネイルを眺めるだけで感じることができるので、仕事のつもりが「懐かしいなあ、これ」モードに切り替わっていることもしばしばだ。

2014年2月。この月を境に、がらりとサムネイルの様子が変わった。

赤ちゃんの写真が画面を覆い尽くすようになり、それまでほとんど使ってなかった動画や連写写真が、パソコンの容量を食うようになった。そして、それらを眺めてニヤニヤするのは、もはやお約束だ。

が、そのたびに思うのだ。なんて不思議なんだろう、と。あんなに小さかった赤ちゃんが、 今では家中を走り回り、大声 歌い、絵本を読んでゲラゲラ笑っている。

いつの間にそんなに大きくなったのだろう、こんなに知恵がついたんだろう、と。育てたのは確かに自分たちだけど、 たった4年でこんなにも、いつのまに、と。

きっとこれからも写真は増え続け、パソコンの容量を圧迫していく。そしてその数の分だけ、まだまだこの子に驚かされる、というわけだ。

 

高知版の広告欄制作にも関わっていただいたことのある竹村さんからは、
「久しぶりに文章を書いたので楽しかったです!たまには仕事以外の文章、書かないとダメだ!と思った次第です」と、原稿を書いての感想をいただきました。楽しんで書いていただけたことなによりです。
お忙しい中、寄稿してくださり、ありがとうございました。

(お母さん業界新聞高知版編集長/

2件のコメント

素敵な記事ですね!
私も毎日写真や数秒の動画を撮りためてるので、竹村さんの気持ちが手に取るようにわかりました!
この写真たちを眺めると、ホントに愛おしさが溢れて来ます。
娘も写真キチガイで、「にこの赤ちゃん?」と自分の赤ちゃん時代を見るのが大好きなナルシストっぷりです(笑)

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ABOUT US
高木真由美
社会人になった子どもが2人います。 お山で主人と2人暮らし5年目進行中。 お母さん業界新聞全国版を毎月読んで、考えるきっかけを頂いています。 よろしくお願いいたします。