お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

夏休み自由研究「親子でみそまる教室㏌鹿児島」レポート

7月24日鹿児島市の、こくみん共済coop鹿児島推進本部でみそまる講座が行われました。夏休みが始まって直ぐの開催でしたが、たくさんの参加者に恵まれ、賑やかな雰囲気の中で始まりました。

先ずは、藤本元学長からのイベント開催のご挨拶。お母さん大学の想い、お母さんや子ども達への溢れる愛の籠った温かい言葉が会場に染み入りました。

MISODO藤本智子さんへバトンタッチして、みその勉強が始まりました。はじめは、少し緊張気味の子どもたち、藤本智子さんの質問にも、自信なさげに手を挙げていましたが、みその歴史や原料、種類などの話が始まると、どの子たちも、とても興味深げに真剣に聴き入っていました。

そして、みそまるを作る時間になると、みそまるのトッピングを楽しそうに選んで、わーわーきゃーきゃーと笑いながら、みその感触を楽しみつつ、こねこねまるまる、上手にみそ団子を作り、綺麗にトッピングをして可愛いみそまるを作っていました。

レポート作りでは、配られた資料や、壁に貼られたポスターも参考に、みんな熱心にレポートを書き込んでいました。中には、参加者一人一人にアンケートをとり、その結果をまとめてレポートにするお子さんも。家にあり、いつも食べている何気ない食材が、とても素晴らしい栄養食品で、ひと手間をかけるだけでいつでも食べられる、手軽なインスタントお味噌汁に変わるというのが子どもたちの心を捉えたようです。

うちの子どもたちは、2年生と幼稚園児ということもあり、こういった勉強のような事は集中してできないのではと危惧しましたが、会場のアットホームな雰囲気と、同級生くらいの子どもたちみんなが楽しそうにやっている様子からか、お姉ちゃんはもとより、下の6歳児も、真剣な表情で味見のみそを舐め、みその絵を描き、それぞれの味をレポートしていました。

給食の時間には、用意された「切り干し大根×ゆず」と「トマト×チーズ」味のみそまるで昼食。私が飲んだのは、トマトとチーズという意外な組み合わせでしたが、トマトの酸味が爽やかさを醸し出し、夏にぴったりの感じでした。

午後も参加者みんな時間いっぱいまでわいわいと熱心にレポートを仕上げていました。この日は、新聞社一社と、テレビ局が4社取材に来ていて、狭い会場を行ったりきたり、子どもたちにインタビューもしていましたが、どの子どもたちも臆することなく、みその研究に没頭していました。そんなこんなで、出来上がったレポートの発表。みんなそれぞれ個性的な仕上がりで、たくさんみそについて書き込まれ、立派なレポートが出来上がっていました。

午前10時から午後2時までの4時間という長時間の講座でしたが、保護者の方も、小さなお子さんもみんな本当に楽しそうに、最後まで過ごされていました。郷土の食材である、食べなれたみそについても知る機会となり、また新たな発見もあり、大人も子どもも楽しめるとても良い講座でした。みそまるの作り方を知り、朝ご飯の時に、味噌汁の出番が増えると思います。味噌汁が苦手だったうちの子どもたちも、帰ってから、「わたしの作ったみそまる~」とお椀に入れて、「お母さんお湯入れて~」と催促して、美味しそうに飲んでいました。暑い時期は、味噌汁が傷みやすいし、作るのも億劫でしたが、このみそまるで、毎日美味しい味噌汁が飲めそうです。

昨日、出校日、みそまるのレポートを先生に提出したら、「これは面白いね」と褒めてもらったと大喜びの娘でした。