お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

食物アレルギーの息子のために飲食店マップアプリを開発

複数の食物アレルギーを持つ4歳の息子。外食・外泊は絶望的、キャンピングカーで旅したこともあった。

だがそれは体力的にも本当に大変で、頼りはTwitter情報。
「○○を旅行したいが、食物アレルギー対応ができる施設はありませんか?」と投げかけると、何人かが返してくれる。

しかも皆一様に「この店の対応に感激した」「感動体験だった」とキラキラした情報だった。
しかしそれは、時間とともにTwitter上に埋没していってしまう…。

この貴重な情報をブックマークできる場所をつくろうと、食物アレルギー対応飲食店のマップアプリ「アレゴー」https://allego.place/を自作した。

飲食店やホテル、避難所、テイクアウトなど食物アレルギー対応に関する感動体験をシェアし、同様に困っている人たちの参考となる情報が投稿できるプラットフォームだ。

アレルギーを持っていても、はじめての土地でも外食を楽しめ、同じ境遇の人同士が助け合える世界を築くことが狙い。
将来は、全国どこにいても、食や宿泊の心配をしなくてもいい状況に。衣・食・住にアレルギーがあるので、視座を一段ずつ高め情報を広げていきたい。

素晴らしい取り組みをしている食品メーカーも多数あり、今後はともに解決方法を模索していければと思う。

息子が成長し「留学や仕事で海外に出たい」と言いだす頃には安心して食事や宿泊ができる環境になっているよう、
国内のみならずグローバルに展開していきたい。

読者のお母さんたちの中に、「こんな対応をしてもらった」という人、「こういう対応ができるお店がある」という人がいれば投稿してほしい。

「うちはこんな対応ができます」という情報も! 自薦他薦を問わずたくさんの情報を集めたい。

当事者には継続発信をしてほしいが、1件でもいい。塵も積もれば山となる、誰かのための投稿が宝だ。

「アレゴー」で一人でも多くのアレルギーで苦しんでいる子どもとお母さんの、笑顔づくりに貢献していけたらと思っている。

アレゴーの「飲食」「宿泊」「商品」ページの右肩にある「+」ボタンを押すと、簡単に情報を投稿できる。現在はα版だが、まずは登録を。意見や感想も歓迎。みんなで良いものに!


水野正和 Masakazu Mizuno
44歳。食物アレルギー対策研究家。4歳男子の父。食に関するスタートアップ企業に勤務。趣味はDJ(西麻布や原宿でクラブDJをしていたことも)で音楽業界とのつながりも深い。Spotify公開中のプレイリスト「Cafe de 仕事@代官山カフェ」は世界中のアーティストからフォローされている。子育てのモットー:育児は育自、7歳までは原始人、考える力・伝える力を引き出すこと。生き方の哲学:楽しそうに生きること。

お母さん業界新聞社09月号より

1件のコメント

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私の友人でお子さんが特殊なアレルギーを持つ方にも伝えました。
きっと必要としている方、また持っている情報を有効に伝えたいと思っている方がいると思います。

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