2025年5月17日(土)、戌の日。
この日、横浜水天宮・太田杉山神社を訪れた。
お母さん業界新聞を応援してくれる横濱水天宮。
これまでも、泣き相撲®︎を取材させてもらったり、
宮司の佐野顕次さんには、お母さん業界ラジオにも出演いただくなど、
いつもお世話になっていたが、やっと、戌の日に伺うことができ、正直驚いた。
佐野さんが「戌の日に来てください」という意味がすぐにわかった。

この日は生憎の、しかも強めの雨模様。
しかしながら、朝から横濱水天宮には戌の日参りのご夫婦やご家族が次から次へと訪れていた。
戌の日参りは、多い時で1日に200組。
雨天だからこの日は50組くらいと予想されていたが、実際には150組が訪れた。
順番待ちをしている方々にお話を伺うことができた。

「3人目の出産だけど、久しぶりなので少し緊張しちゃう」。
「とっても楽しみ!」とニコニコの妹さんに対して、お兄ちゃんは、「ママが心配」と言った。
実は子どもたちには前日、赤ちゃんが生まれることを伝えたばかり。
そんな突然のうれしい出来事を、うれしい気持ちのまま、みんなで横濱水天宮に来たという。
素敵なご家族だ。

初めてのお子さんを授かって、つわりも落ち着いてきたというご夫婦。
今日、戌の日参りをして、ようやく実感が湧いてきたと共に楽しみになってきたと話すご主人。
近所に住んでいて、横濱水天宮に馴染みがある家族や、
遠方から、わざわざネットで調べて足を運んできた方も。

妊娠中の娘さんと一緒に来ていたお父さんに「おじいちゃんになるのですね」。と聞くと、
「自分の時、娘が生まれた時のことを思い出すね。長女(この日一緒にいた娘さん)の時は何にも考えなかったけれど、次女が生まれる時は、なぜか五体満足で生まれてきますようにと願ったんです。きっと長女が生まれたときに命の誕生の尊さを知ったからでしょうね」。と、話してくれた。
孫が生まれる喜びと同時に、命懸けで母になろうとしている娘への思いが伝わってくる。

横濱水天宮の狛犬は赤ちゃんを抱っこしているのは有名だが、
ほとんどの方が「知らなかった!」と。
ドヤ顔で、「見に行きましょう!」と、お話を聞きつつ写真撮影を。
せっかく来られたので、やはり見てもらいたい。

お腹に赤ちゃんが授かったかも、と聞いた時には正直びっくりしたけれども本当にうれしい。
心配もあるけれど、姉も近くに住んでいるし、家族もいるしあまり心配はしていませんと、宇根底さんご夫妻。

「高齢出産なので不安があります。管理職だし、ギリギリまで働きます!」
「パパ育休取る予定なので、がんばります!」
とニコニコで答えてくれたのは砂田さんご夫妻。
戌の日、横濱水天宮には、いつも以上に幸せがあふれていた。
幸せは目に見えないからこそ、昔から伝わる節目に家族で祈り、祝う。
そして、自ずと言葉や笑顔となり、周りも幸せにする。
神社とは、そんな幸せに感謝する場所。

お参りする方々の中に、3歳の女の子がいるご家族。
退屈だし、ドレス着せられて落ち着かないし、「パパがいい〜〜」と絶賛イヤイヤ期の様子。
「2人目が生まれてくることはうれしいけれど、この子がどんなお姉ちゃんになるのかが楽しみ」。
そう話すお父さんとお母さんの顔が印象に残った。
横濱水天宮
〒232-0006横浜市南区南太田2-7-29
http://www.y-suitengu.or.jp/
戌の日は限定御朱印あり。
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