「母」と名のつく地名を巡る。なんてお母さん大学な宿題だろう!
迷わずここ「母島」を選びました。
なんとここは、17年前に、家族になったばかりの二人が行った場所。
しかも、11月という、月まで同じ。運命だーー!!
ここに新婚旅行を決めたのは、付き合っている当時から「小笠原に行ってみたい」という共通の想いがあったのはもちろんですが、一週間に一便しかないフェリーが、たまたま結婚式の翌日に出発だったこと。これが決定打でした。でも余談ですが、式場だった横浜のローズホテルから竹芝桟橋まで、行けるいけるとのんびりしすぎて、出港の5分前に到着という・・・何とも新しい門出から私たちらしい出発でした。
さて出港!
レインボーブリッジに続きベイブリッジを下から眺め、デッキで乾杯しながら悠々と25時間のフェリー旅を満喫しようね♫
なんて言っているのは短い時間。東京湾を出てすぐに外海の洗礼、船揺れが始まり、乗り物に弱い私たちはあっという間に船酔い。
しかも25時間。夜中の満点の星なんてそっちのけでトイレと友達でした。何をしていたかの記憶はほとんどなく、やっと父島に到着。船を降りても揺れているような船酔いが醒めぬまに、母島への高速フェリー移動。これはまた違う次元で、ゆっくり揺れ続けている小笠原丸から、水を切って進む高速フェリーはまるで馬に乗って走り抜けているかのよう。気持ち悪いも走り抜けてくれたらよかったのに笑。
体中の気力を全部使い果たして、母島へ到着。せっかく苦労して着いたのに何も覚えてない!!とにかく宿の広~いベッドに転がってぐったり。「だいたいみなさんそんなだから、気にされなくていいですよ~」と宿のオーナーさんのお言葉に甘えて、挨拶もそぞろに。昼前についたのに気づけば夕食でした汗。居心地のいいペンションで、一緒に夕食を食べた方は、なんと乗り物に酔わない方だそうで、でも飛行機に乗れないんですと言われていました。それは大変なことなのですが、その時の私には羨望しかありませんでした。そのあとは、母島の夜の街へ!


一期一会、とても楽しい時間でした!
翌日は、もう父島へ移動する旅程だったので、とにかく色々と回りました。
母島には信号機はなく、車も鍵はつけっぱなし!道には色々な動物が歩いてますが、全然怖がらず避けてくれないため、信号より待ち時間がかかりました。のんびりとした空気感、見たことのない動植物は「日本のパタゴニア」と呼ばれる理由に納得です。
母島らしいダム名!

海岸は波が荒く、ほとんどが遊泳禁止^^;
運がいいと、クジラやイルカが泳いでいるのが見えるそう!

ここが都道最南端!お恥ずかしながらパートナーも暴露です^^;
その先には徒歩のみ、、しっかりとした準備がないと危険なためここまで⚠
父島の方が、開発が進んでいて、お店や宿泊施設も多く、人工の海岸もあります。人工とは言っても珊瑚のかけらでできた砂浜は、普通の波打ち際とは違って、シャラシャラとなんとも心地良い音を奏でてくれる、真っ白な見た目も音も美しい海岸でした(珊瑚は死んでしまったものが白くなるので、少し複雑な気持ちでしたが💦)あ!信号もありました!
その後、世界遺産に登録されて、様子もきっと変わっていると思いますが、とある都知事さんが持ちかけた空港建設はされなかったので、今でも一般の方は船のみ。だから東京都でありながら、この自然が保たれているのでしょう。
ちなみに、島民のみなさんは出産も含めて医療施設にはほとんど船で内地(区の方のことをそう呼ぶそうです)へ行くそうです。買い物は、ネットスーパーでの購入がほとんどだそうで、みなさん当たり前に25時間の船旅をしていることにびっくりです。
あの時は母じゃなかったから2人きりだったけど。
今、母になって子どもたちと5人で、母島に行ってみたい福田から
17年前のリポートでした!






























コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。