お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さんは1番です!

「お母さん業界新聞」を手に「なぜお母さんなんですか?」と、最近よく聞かれる。
質問に困惑しつつも、
「なぜって、私はお母さんだからこの新聞をつくっています」と答える。

あり得ないが、「お父さんだったら、お父さん業界新聞をつくっているかも」と、
付け足す。それでも腑に落ちない人には「表紙はお父さんですよ」と言うと、
ふむふむと少し納得した様子で頷く。

おそらく、子育てはお母さんだけがするものではなく、お父さんも。
と言いたいのだろうが…。

これまでの表紙は、「お母さんの笑顔」が定番だったが、
数年前、写真家ブルース・オズボーン氏との出会いから「父と子」スタイルが誕生。
お母さんが主役の新聞なのに、表紙にお父さんを持ってくるのはチャレンジだったが、
おかげでなんとも絶妙なバランスに仕上がった。

表紙から漂うお父さんの匂い、佇まい、子どもとの距離は、
確実にお母さんのそれとは違う。
一人のお父さんが、全紙に広がるお母さんや子どもたちを包んでくれる。
やさしさと包容力、たくましさや勇ましさもある。

それにしても、世の中おかしくないか?
「お母さん」と堂々と言えないなんて。
「子育てをお母さんに押し付けないで」なんて。

そもそも子育ては、感動にあふれた素晴らしいものであり、
その経験は自らを高め、人生を豊かにするものである。
だが、いまどきの情報の多くが、
子育ては大変、子育て期は我慢の時、育休はブランク、
子どもはキャリアの足かせだなんて、とんでもない。

お母さん業界新聞で伝えているのは、
お母さんはスゴイ!、子育ては楽しい、子どもは先生、育児は仕事の役に立つ…。
と、言ってみれば、正反対のことばかり。

さらに今号は「お母さんは○○で1番!」特集。
お母さんたちが「母として1番」と思うことをみんなで考えた。
中には「お母さんは何で1番?」と子どもに聞く人も。
結果、そのひとときが、母である自分に向き合い、
母であることを誇りに思えるいい時間になった。

「1番以外は、皆ビリや」とカリスマ経営者。
ニデック会長・永守重信さん曰く、「母の教えで今の自分がある」。

永守さんなら「お母さんは1番!」と言ってくれるに違いない。
お母さんが1番ならお父さんは2番。
つまり、お父さんはビリか。なんとも小気味いい。

「明日は、明るい日」と言う永守さん。

すべてのお母さんは、世界で1番、わが子の笑顔を願い、明日を明るくする人である。
「なぜ新聞をつくっているんですか?」と聞かれたら、
「今も紛争が絶えない国がある。戦争もなく、平和な世界が一日も早く訪れるように。
その日に向かって『お母さん業界新聞』をつくっている」と答えたい。

明日を明るい日にするために。

(藤本裕子)

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