お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ラグビーとモノづくりのまち 東大阪市に「近所」文化を

花園ラグビー場やモノづくりが有名で、中小企業のまちのイメージが強い大阪府東大阪市。奈良県との県境にそびえる生駒山の麓で生まれ育った私です。

田畑が広がり、春はウグイス、夏はホタルが季節の訪れを知らせてくれる、自然豊かな地域です。しかし土地開発が進むにつれ、いつしかホタルは消え、タヌキが山から下りてくるようになりました。

そこには昔から、当たり前のように「近所」文化がありました。私が子どもの頃は、よその家の扉をガラガラと開け、「○○ちゃん、あーそーぼー」と呼ぶのが日常でした。

今でも実家に行けば、近所のおばちゃんたちが必ず声をかけてくれます。「近所」という特別な関係が私の大きな支えとなり、現在の子育ての土台になっています。

4人(小4男、小1女、年中男、3歳男)の母となり、「孤育て」をする人たちを目の当たりにすると、「近所」文化が恋しくなりました。

大人たちが子どもたちを見守り、声をかけ合う環境をつくりたい。そんな思いで、子育てサークル「やどり木」を立ち上げ、6年になります。

「近所」の子ども同士はきょうだいのように、「サークル」の子はわが子のように接することができるよう、さまざまな交流の場をつくっています。私も子どもたちも、活動を通してたくさんの方々とつながることができ、頼ることも頼られることもしょっちゅうです。

やどり木主催の「リユース会」では、お品を受け取りに自転車で地域を回ります。下の子2人を前後に乗せて坂道、山道もなんのその。自転車をこいでいる30分~1時間は子どもとおしゃべりをしたり歌ったり…最高に楽しくて幸せな時間です。

また休日にはワンオペママと大勢の子どもたちで、ラグビー場がある花園中央公園(写真上)へ。大型遊具や芝生広場で朝からがっつり7時間、遊び続けることもあります。

キャッチ画像は、長女と次男の七五三参りで創建2680年の歴史がある古社・枚岡神社を訪れたときの一枚です。

これからも私にできることで、親と子と地域を繋ぎ、子どもたちに明るい未来を残せたらと思います。

 

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