お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「はじめて」が増えた日

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「ねぇママ、お手伝いない〜?」

いつからか、娘は口癖のようにこう言う。

掃除機やモップをかけてもらったり、台所の洗い物、洗濯物を畳んだりと色んなお手伝いを今までしてもらってきたが、1つだけ手を出させなかったのがお料理。

包丁にコンロ。使い方を誤ると大事故になりかねない2大調理器具を娘に使わせることがどうしてもてきなくて、「やりたい!!やりたい!!」と駄々をこねても絶対に触らせなかった。

しかし、娘はこの春小学校入学という節目を迎えた。

成長と共に物の良し悪しや危ない事と安全な事の分別もよくわかるようになってきたし、フライパンを握っている私の横で羨ましそうに立っている娘を見ていると、子供の好奇心に蓋をしてしまうのはどうなんだ?と、次第に思うようになった。

そして先日、再び娘から「お手伝いない〜?」の声掛けが。

「じゃぁ、食べたいもの作ってみる?」と娘に聞くと、大喜びで「うん!作る!」と目をキラキラさせて答えてくれた。

「わたし、コーンバター作りたい!!」

冷凍コーンをバターで炒めるだけのごく簡単なもの。うん、これでいい。最初はこれだけで十分だよ!!

あぁ、やけどだけはしないで…心配する母をよそに、フライパンにバターを溶かし、コーンを投入して調理スプーンで混ぜていく娘。こちらが手を出そうとすると彼女の性格上突っぱねてくるから、かえって危ないとグッとこらえてひたすら見守ること数分。

危ない事は全くないまま、おいしそうな焼き色がついてコーンバターが出来上がった。所々やりにくそうにしていたので少し手伝ってあげたけど、自分で作った初めてのお料理。特別感は半端ない。

娘がお皿を大事に持ってテーブルに運んできたコーンバターは、あっという間に二人でペロッと食べてしまうくらい美味しかった。

心配性な私はいつ何が起きるかとヒヤヒヤしながら見守っていたけど、娘はまんざらでもない様子。そろそろ何でもかんでも手を出す時期ではなくなってきてるのかなぁと、成長に感慨深くなるけどちょっぴり寂しい気もする。

「わたし、できるでしょ♪」と言わんばかりの表情でフライパンを握る娘を見ていたら、数年後どんなお姉さんに成長しているのかをタイムマシンで見に行ってみたくなった。

1件のコメント

初、料理のお手伝い!
絵理奈さんのハラハラしつつも
見守る心に激しく共感しながら
息子たちの初めてを思い出しながら読ませてもらいました♪
ありがとうございます♪

初めて作った料理をお二人で食べたことも
きっと娘さんの記憶にも残るんだろうなぁ。

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ABOUT US
浅井絵理奈
小4の男の子、小1の女の子を育てています。 バリバリのワーキングママだった生活から一変、3年半ぶりに専業主婦に戻ったタイミングでちょうどご縁があってお母さん大学に出会いました。 愛知県岡崎市在住です。 よろしくお願いいたします。