お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

NHK番組を見て

ウワサの保護者会という番組で子どもの疑問「勉強はなぜするのか?」に大人たちはどんな答え方をするのだろうか…というテーマが興味深かったのです。

それは私が小学生時代に思った疑問であり、親に問いかけたことでもありました。

当時は学歴社会に向かって大人たちが子どもに勉強の大事さを話し、その内容は決まっていました。「勉強していい学校に入り、いい会社に入り・・・」と続きます。それを聞かされた子どもはそれ以上の疑問を持たずに勉強をすることが将来いいことにつながるのだと受け入れていたところがありました。しかし、時代は変化していき子ども時代にがむしゃらに勉強した優秀な学生たちは反乱を起こし有名な大学紛争へと向かったのです。私は少し燃えカス時代の学生生活を送りノンポリ世代と言われていました。

大人たちはこんな風に自分の子育ての結果を子ども達にまるで責任があるかのようにレッテル貼りを続けているのは今も続いていますね。

ここからが番組内での発言を取り上げます。

ホリエモン氏は子どもたちに言いました。「勉強が役に立つか立たないかは予測ができないこと。だから好きか嫌いかが大事で、知ることは楽しいと思うことが大事」

熊本大学准教授苫野一徳氏は「この問いに正解はない。学びは自分が主人公」

母の体験が子どもにどのように影響するかということも垣間見える番組内での会話。

勉強は苦しいけれどしなければいけないのか、楽しいから勉強できると思えたのかの違いは子育てにおいて前者は焦りと不安をもたらすのではないかと思いました。二人の識者の考えが学歴社会が崩壊した後の考え方であり、その前の考え方は昭和の常識だったことを確認してお母さんたちは視野を広げていた気がしました。つまりは意識して時代を見ていかないと古い世代の常識に縛られて子育てをしていることになります。

最後に尾木先生の言葉。

学びって自由に生きたいという欲求です。

現場は今アクティブラーニングを取り入れ主体的、対話的に深い学びへと向かっています。やりたいことを友と対話したり、パソコンと対話したり、過去の歴史と対話したりして深い学びに落とし込む、これが学力なんです。好きなことを応援してやると好きなことが広がります。その先に次々と枝葉に分かれて成熟していくのです。壁にぶつかりながらそれを突破していくのは本人。学びの主人公は自分であるからこそ突破できるのです。そして親を完全に抜き放って素晴らしい人生を送るように変わります。

この方々の言葉に私は大いに同感であり、私も我が子に実践してきたのが自分の好きを見つけることであり、それに夢中になる姿を見たら親は邪魔をしないことでした。その姿を記録したり写真に撮ってみたりしたことが子育ての楽しさに変化するのです。だからこそ、このお母さん大学でも我が子を先生にペンとカメラをもって記事を書く人たちに、私は応援したくなるのです。

 

4件のコメント

みっこさん

番組見ていないけど、みっこさんの記事で、雰囲気わかりました。

ありがとう。

私は、学ぶということは、心に響く何かがあることだと思っています。

そこから探求心がはじまる。

お母さん大学も、そこをめざしたいです。

藤本さん
学びは受け身ではないということだけはしっかり伝えたいなと思っています。
自分でアンテナを張ってキャッチしてそこから動き出すのが学びの楽しさになるはずですから。
お母さん大学は今そこを目指しているはずだと私はキャッチしてこの記事を書きました。

ぐっとくる、池田さんの投稿でした。
「好きなものがある」
これがいかに人生をワクワクしたものにしてくれるか、私は体感してきているので、
わたしがやりたいことをNOと言わずにやらせてきてくれた、行きたいところに行かせてくれたこと(南米180日間のバックパッカーとか、(笑)、
本当に、両親に感謝しているんです。
「(結婚するまでの)これまでの人生には大満足しています」
と、結婚式での両親への手紙に綴ったことも思いだしました。

娘にも、好きなことを見つけてほしい。
だからこそ、
「よく遊び、よく学べ」。
わたしの一番好きな言葉であり、娘にも送りたい言葉なのです。

奈保さんもご両親が何を大事に生きてほしいのかの哲学を持っておられたんでしょうね。
それは親の人生を背負わせないという思いがあったのでしょう・・・
子どもを信じて自分で生き方を探求することを願われたからでしょう。
迷いながらも自分で考えて選択して行動していくのは自由への切符をつかむための苦しさもそこには含めてあったことでしょう。
子ども時代の遊びの中に根っこがあるということをあなたならわかりますね。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中