お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

第24話 おかえりをいう番

家に帰るとおかあさーん!
あんね、今日ね
待ってオレの話から聞いて。
おかあさんボクのお菓子とられた。
母さん今帰ってきたけん待てよ!
お母さん、ご飯できたよ

おかあさん!
おかあさん!
おかあさーん!

疲れて帰るとわらわらわらわら
もう少し休ませてと思うくらい
おかあさんは忙しかった。

それでも帰ると胸に重たい黒いものがあっても
それがぱんってとんでいっちゃう
子ども達との時間だった

娘が巣立ち、お嫁さんになり
ひとりまたひとり巣立ち。

大きくなっておかえりの声はきけても
おかあさん
おかあさん!聞いて聞いては
もういわない。

五男が帰ってきたけど
四男が体調悪そうだからとすぐまた
帰るというた。
六男と次女さよならして家をでたら
そしたらたまたま近くの店で
三男と会ったと。

私も三男と五男に会いにその店にゆく。
少し話して

明日もあるから帰るねって
五男は帰った。

その姿を三男と見送っていたら

『母さん、五男をなんちゅう心配そうな目でみとるとよ。
心配だなあって
顔したり口に出さんでいいよ、
そんな母さんを心配するとよウタも。
心配の繰り返しやん』

『母さんはね、自分より大切な人の心配をする幸せを感じる心配なんよ。

五男がバイクやけん心配やない。
近くにおる三男も、帰る時は車で帰る時も心配なる。どんな時も心配。
無事でと思う』

『いつ何時何があってもそれは運命かもしれんよ、母さんは自分の心配してよとみんな思うとるさ笑』

なんて話してたら
五男はバイクに乗って手をあげて帰った
三男も大丈夫よとうなづいて帰った。

六男はも大きくなって日曜日の検定のためにレタリングしてる

次女は勉強してる

四男、次男は体調早く良くなれ。元気になあれ
長女さ元気かなあ、心配しなくても母さん大丈夫よ。

大きくなった子ども達、大きくなれなかったけど
ずっと一緒にいる長男

あっという間だ

みんな集まって一緒に抱きしめることは今は当たり前でないけれど

子どもたち

どこにいても
元気で幸せでありますように
そういのっています。

母さんはあなた達と過ごす時間が
母さんのエネルギー

『母さん!』そう呼ぶ声

あなた達は私のキャブレター

気をつけて帰ってね

今度はお母さんがおかえりをいう番

いつでも帰っておいでよ

みんな元気でいてね

6件のコメント

あーーーもう泣けます。朝から。
ほんとうにそう。
いつもいつもいつまでもいつまでも子どもの笑顔を祈る。
それが母なのかもしれません。

わが家は今の田川家のもうちょっと手前。
いつの間にか大きくなった子どもたちだけれど、
帰ってくると、みんなワラワラと近寄ってきて話をしにきます。
そんな長い時間じゃないけれど。
それがかけがえないと、お母さん大学に出会ったからこそ、しみじみわかるんだなぁと思う今日この頃です。

彩ちゃんへ
昨日私は月に一度ある
産後ケアのスイーツ会(3時間)でお話をしているのだけれど、6組のお母さんとのお話や
産まれたての赤ちゃんの中に
息子と同じ名前の赤ちゃんがいたの。
なんだか頑張ってるお母さん
上の子との関わりを悩んでいるお母さん。
一生懸命産後ケアにでてくるまでも大変だったろうなあと胸がいっぱいになりました。

そんな後の息子達との時間
お母さん琴線がぽろぼろぼろんって
音を奏でたようでした

読んでいてウルウルしました。
2歳娘、絶賛、ママがいいー!ママがいいー!と言って少し大変なのですが、本当に期限付きの経験なんだよなぁと記事を読んで感じることができました。ありがとうございます!

コメントありがとうございます。
お母さんの後追い、可愛いけど困っちゃうこともありますね。うれしいけどしんどい、しんどいって思うことがしんどい。
それはお母さんの心がまんまるでコロコロコロコロあちこちにうごくんだけどすごく繊細だからでしょうね。
子ども達がまんまるにしてくれる。
期間限定の時期をどうぞ残しておいてくださいね
お母さんが忘れてても
子ども達は覚えています(^^)
無理せずにのんびり落ち込んだり悩んだり
それも歴史になります(^^)

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ABOUT US
田川亜寿香
看護師  思春期保健相談士 あかちゃんとおかあさんが大好きです 『ひきかえすわけにゃいかないぜ 夢が俺たちを見張ってる』 『ザ クロマニヨンズ』が大好きです