お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

美術館の空気に憧れる私

私が美術館に行きだしたのは大人になってからだ。だが、美術に詳しい人間ではない。画家の名前もあまり知らない。

そんな私だが、子どもが生まれ、今では果敢に子連れ美術館にチャレンジしている。

先日、久留米市美術館で行われた『開館10周年 ちくごist 河北秀也デザインの旅』に1歳児、3歳児と夫の4人で観に行った。

もちろん大人しく回れるわけもなく、『お子さんと手を繋いでくださいね。』と施設の方から注意を受けながら、少し周りに申し訳なく思いつつも(出来るだけ)小さな声で喋りながら展示を見て回った。

(途中のソファで堂々と休憩する長女。)

(赤い花があるねーっと興味をひかせようとする私。)

大変なのに連れて行く理由はなんだろうとふと考えた。

私の初めての美術館の記憶は小学生高学年の時、祖母と行った萩美術館だ。

みんな何を見てるんだろう?と、ゆっくり歩く周りの大人に合わせて、流し見しながら歩幅を合わせた記憶がある。

絵画の良さはよくわからなかったが、その時の美術館の空気が好きだった。

私は、子どもの頃に感じたあの空気を、もう一度味わいたくて美術館に行っているのかもしれない。

子どもたちはきっと絵を見ても何を見ればいいかなんてわからないだろう。

だって私もわからないんだもの。

だけど、美術館の展示されたものたちから漂う空気感や、感覚的に好きなもの嫌いなものを感じてくれたらいいなと思う。

子どもが大声で話し出すと肩身が狭くなる。すぐに展示会場から出た方がいいのかもしれない。

だけど肩身が狭くなる時は、『海外の美術館は、おしゃべりしながら鑑賞してるらしいじゃないか。日本だってそうなったらいいな。』と心の中でつぶやきながら鑑賞を続けている。

周りの人たちの気分を害することは良くないと思うが、少しずつ子どもたちも行きやすい雰囲気になると嬉しい。

そんなことを思っていたら、10月24日から始まる久留米市美術館の展示『開館10周年 コレクションing コレクションをともに見る・語る』では音楽が流れたり、会話しながら鑑賞ができるらしい。

いつもの美術館よりも柔らかい雰囲気になるのだろうか。子どもたちと一緒に、どんな時間を過ごせるだろう。今からとてもワクワクしている。