お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

弱る

先週の連休頃、大きなくしゃみをする夫を「ああ、もう少しあの音量何とかならんのかしら・・・」とうっとうしく思っていたら「なんか風邪をひいたな・・・」という夫。

「風邪薬はないか」と安易に言う夫にちょうどその日の朝刊に出ていた記事に、風邪は菌ではないので風邪薬などの抗菌剤は効き目がないどころか…アメリカでは・・・などと日本社会の薬依存文化をあぶりだすような記事が出ていることを言っておく。

そのあとどうなったか・・・

お腹が緩みだしトイレに通いだして、ちょっと私は移る代物なんだろうか?と夫のことより自分の感染することを心配しだした。どんな状況なのかを聞くと「風邪ひいたからや、それで腸もやられたみたいや・・・」と弱弱しくなってきた。

日ごろはテレビと会話するやかましい夫が弱弱しくなったのは何年ぶりかな・・・と布団とトイレを往復する姿を見て、私はひたすら断捨離仕事に専念した。

夫は食べるのを断捨離開始して、1日、2日、3日と過ぎるころ、今度はもうそろそろ回復してもよさそうなはず・・・だが、弱弱しい声で「いらん・・・」という夫。

3日も過ぎても回復が遅いとさすがの私も気になって仕方がないし、少しのおかゆで具合を見ようと作り出し、それから2日たっても快方に向かわないようなので、病院にいくように言うけれど「大丈夫や・・・」の声に夫に任せることにしたが、水分さえ飲まないような傾向に気がついて慌ててスーパーで1,5リットル補給水をかってだした。

そのあとリンゴ少し、おかゆ少しと再挑戦して1週間がたった。

昨夜、「もう大丈夫になってきたから、明日から食べられる…今からスーパーへ行く」と布団から起きだして夜の9時頃買い物へ行った夫。

古希を過ぎた人間の免疫力快復の時間経過を傍で観察しながら、若い頃の3日もすれば意識は新意識に更新しなければいけないと感じた。

そして何より人は体調が悪い時には決して食べたいという意識はないのだということ。回復するにしたがって食べたい意欲が復活するのだということ。

健康な時には朝、昼、晩と食べるものという意識に支配されている。文明社会に生きているから、機械的にいつの間にか支配されているのかもしれない。

腸は不健康になれば自然に食べ物を受け付けないのだということなのかもしれない。

ようやくもとの夫に戻ったな・・・とこの記事を書いていると、突然やってきて「おい、DVDの操作方法を忘れたから・・・」と言うし操作を傍で見ているとすぐに言葉を出してくる夫に「ああ、また元のイラチが戻ったわ。もう少し待つ!ほらでたやろ」と今度は私が大きな口調で言ったら笑顔になった夫。やれやれ。

 

 

2件のコメント

手がかかる大きな息子さんですね。

でも、元気になってよかった。

少しくらい、うるさくても、元気が一番。

回復力は、まったく弱くなりますよ。

年齢とともに。

私も、元旦のぎっくり腰が1週間以上かかりました。

まだ、少し、痛みがあります。

けど、それも生きているから、感じること。

風邪、うつらなくてよかったですね。

はい、40年も大きな子どもに付き合ってやっとここまで育ちました。
そしてもう一つ観察したのがあるんです。
寝たままだから、腰が痛い、腕が痛いと痛みがあちこちに広がるんです。
年をとると痛みに耐えると同時に笑いながら吹き飛ばす作戦も我が家にはあります。
年寄笑うな行く道じゃ…ということわざもありますが、夫婦や親しい人たちと笑いあうのは私は好きです。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中