昨日は百万母力まつりin大牟田でした。
初めから終わりまで、幸せな幸せな時間。
帰宅後も色々とあり書きたいこともたくさんですが、昨日は父の日でもあったのでまずその話を。
イベントの中で、彩さんの子ども観察ワークショップがありました。
2~3人1グループで、1人の子どもを5分間観察して、見たこと感じたことをシェアするというもの。
ワークが終わってランチの時間、参加者の方と「それぞれ視点が違って面白いよね」という話になりました。
「夫婦でやってもきっと面白いですよ」って言いながら、我が家の話に。
私に子どもが出来たのは結婚4年目。
出来なかった、作らなかったわけではなく、ゆっくりでいいと思ってたのでそうなっただけですが、今考えるとイメージ出来なかったのが一番の理由。
夫はそれまで小さな子どもと接点がなくて、どんな扱いをするのか想像がつかない。
特に子ども好きでもないし、子どもと遊ぶのが上手そうでもない。
子どもと話してる、遊んでるイメージが全く浮かばず、どんな父親になるのか想像も出来ませんでした。
そんなある日の出来事。
夫と車で帰宅すると、下校中の小学生の男の子たちが駐車場に集まっていました。
どうしたのかなと見ると、どうやら隣家の屋根の上に給食袋か何かを投げたかで、取れなくなった様子。
ジャンプしたり傘で取ろうとしたり壁をよじ登ったりしてたけど、取れない。
私はすぐに夫に「取ってあげたら?」と言いました。
でも夫は「う~ん、、」と言うだけ。
一度家に入るも、気になったので見に行くとまだ取れてない。
もう一度夫に「(あなたなら)取れるでしょ?」と言うけど「うーん、、」と見てるだけ。
正直その時は「不親切な人(-_- )」と思いました。
そうこうしてるうち、家のおじいちゃんが出てきて梯子を持って来てくれました。
でもそのおじいちゃんも100才近く。
梯子を登るのもグラグラと危なっかしい感じ。
私はまた「代わったら?」
でも夫はやっぱり見てるだけ。
すると子ども達は、おじいちゃんが登る梯子を下で支えて、無事に袋も取れてお礼を言って帰って行きました。
私たちも家に入りながら「取ってあげれば良かったのに。簡単に行けたでしょ?」と言うと、夫が一言。
「だって困ってなかったやろ?」
困ってなかった??
袋が屋根に上がって取れなくて、おじいちゃんは危なっかしくて、困ってなかった??
すると夫、
「あれは、どうやって取ろうかって考えるのが楽しいんだよ」と。
「困ってる顔じゃなかったよ」と。
それを聞いて目から鱗!!
あ~そっか、ほんとだ!!
私はその“状況”だけを見てて、子ども達の顔まで見てなかった!
その時の、何か自分の中でカチッとピースがハマる感じ。
それまでイメージ出来なかった夫と子どもの図が、見えた瞬間。
あ~、この人の子育て見てみたいな。
きっと、私に足りないものをたくさん子どもに与えてくれるんだろうな。
そんなことを思ったのを、今でもよく覚えています。
息子が生まれて今では二児の父。
全力で遊ぶわけでも片手間に相手するわけでもない、子どもとの距離の取り方にはいつも感心しています。
どこを見てどう切り取ってどう感じるのか、夫婦で子どもを観察すると子どものことも分かるしお互いのことも分かる。
相手の視点が分かれば「何で見てなかったの?!」もなくなるかも??
夫婦で子ども観察、改めてちょっとやってみたいなと思いました☆